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2021年11月28日13:44

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2つの城

爺さまのリフレッシュが概ね終わり、エンジンの不調も解消されたようなので、計2000キロほどガムボールしてきた。

コロナの感染者が減ったのは良いことだが、原因がはっきりしないこと、政府の大本営体質はまったく変わっていないことがよくわかったので、泊まりや外食は時期尚早と自主判断、平日に休みを取り、南東北と関東周辺の山間部を紅葉を求めて走り回った。

1回目は福島県の浄土平を目指したものの、磐梯吾妻スカイラインは積雪のため通行止め。安達太良山の紅葉は堪能できなかったが、檜原湖とその周辺がちょうど見ごろだった。次いで猪苗代湖の東側を南下、羽鳥湖を経由してブリティシュヒルズに立ち寄る。
https://www.british-hills.co.jp/sp/

立ち寄ると言っても紅葉を眺めつつ流しただけで、お日さまが南にあるうちに西進して沼沢湖を目指す。道中の紅葉も美しく、ほかに観光客が誰もいなかったので妖精美術館を覗いてみたところ、小振りながらも予想していたよりちゃんとしたところだった。
https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/site/kanko/museum.html

その後は西那須野塩原インターまで再び山間部を駆け抜け、都合900キロのソロドライブだったが、小径ハンドルのおかげで肩はまったくこらなかった。

2回目は、時間切れで果たせなかった奥日光を目指す。平日の早朝とあっていろは坂に車の姿は無く、30分もかからず中禅寺湖畔に。紅葉を身にまとい朝陽に照らされた男体山は美麗だったが、半月山展望台に至る道に入場時間制限が課せられていたのは誤算だった。以前はいつでも走れたように思うのだが。

やむなく奥日光〜金精峠に向かうが、トンネルを抜けると雪国だった。(笑) それは大げさとして、そろそろ交換しようと思っているドライタイヤだったので、塩カルをまかれた道をびびりながらゆっくり走る。車体下面の防錆塗装を施したばかりだが、帰宅したら洗浄しないと。

当初は川場村を抜けるワインディング、64号線を走るつもりだったが、金精峠から沼田に向かう120号線沿いの紅葉が見頃だったので忘れてしまった。来年、暖かくなったらまた走りに来よう。

途中、ロックハート城に立ち寄ってみる。ここも観光客の姿はなく、貸し切り状態だったからだ。
https://lockheart.info/sp/

城の感想は後ほどにして、野反湖を目指す。湖周辺の紅葉は終わっていたが、それでも美しいところで、途中の紅葉も見事。このあたりは紅葉狩りの穴場かもしれない。

南下して軽井沢の千住博美術館を目指したが、紅葉の軽井沢侮り難し。下りの渋滞に尻尾をまいて早々に撤収した。おかげで上りの高速渋滞は回避することができた。走行距離は600キロ。

3回目は、下仁田から佐久、蓼科スカイラインを経由して白樺湖へ。蓼科スカイラインの前半、標高が低い部分の紅葉は見頃だったが、大河原峠前後の道は真っ白。気温も氷点下5度だったので引き返すことも考えたが、手で直接路面の状態を調べたところ、粉雪がうっすら積もっているだけで、路面は凍っていなかった。前日まで良い天気だったから、アスファルトの蓄熱が凍結を防いだのだろう。

その後はバラクラで貸し切りの庭園を堪能し、薔薇のジャムとスコーン、スープを購入してから広域農道で清里を目指す。舞台の無い萌木の村を眺めるのは不思議な気分だ。地ビールを購入し帰路につくが、中央道が事故で渋滞している。ならばと勝沼から青梅街道に入り、奥多摩湖を目指す。

途中、ホンダのS660と出会い、しばらく一緒に走る。軽快で楽しい車だとは思うが、MTでは下りでも相棒の敵ではない。早々に道を譲ってもらい、八王子から高速に乗る。この日も走行距離は600キロだった。


表題の2つの城とは、ブリティッシュヒルズとロックハート城のこと。

神田外語グループの研修施設でもあるブリティッシュヒルズはご存知の方もいるだろう。正しくはマナーハウスとその村落だが、厳密な時代考証の元に建設されたというマナーハウスの外観はお城そのもの。

もう何年も前に一度お茶をしただけで、今回も村内を流しただけだが、手入れの行き届いた園内の雰囲気は変わっておらず、コロナが明けたら泊まってみたいところだ。この日は中学生の研修日だったらしく、制服姿の学生たちが散策していたが、英国式のマントを羽織った子はコスプレだったのだろうか。おかげでどこかの魔法魔術学校にでも紛れ込んだような気分になれた。(笑)

もう一つの城、ロックハート城は、バイクで走り回っていた頃にすでに発見していたが、立ち寄るのは今回が初めて。そのうちと思いつつすっかり忘れていたのをテレビドラマ「相棒」を見て思い出し、ドライブコースの途上だったので覗いてみた。

混んでいたらスルーのつもりだったが、園内に観光客の姿は無く、最初はついていると思ったが、見れば見るほど残念な城だった。わざわざ英国から分解・輸送し、再現したというから、本物の城の構造をつぶさに見学できるのだろうと期待したが、公開されているのは下層の一部だけで、しかも城を見せるのではなく、展示場に利用しているだけだった。

英国という統一テーマに則った展示品ならまだ救いもあったが、個人の収蔵品を雑然と並べているだけで、あとはネットで誰かがつぶやいていたように、大規模な土産物屋の集合体にすぎなかった。

林の中にたたずむ古城の雰囲気は良いのだが、白鳥の湖ならぬアヒルの池の薄汚れた飼育小屋は隠そうともせず、木立の間からは安っぽい倉庫の建物が丸見え。美味しい食材を素人が料理して台無しにした、というたとえが脳裏に残った。もったいない・・・。
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