後両手首取り呼吸投げ

　概略
一歩出す（左足）
出した足の拇指丘を軸にして90度横を向く（右回転）
相手の額から後頭部を撫でるように指先を上げて下ろす（右手）

ここから個人的な癖からの注意点です
　一歩出す
歩幅は適当　姿勢が崩れなければ大小関係なし
肩甲骨が狭まるように動く　のはいただけない
　反動をつけようとしていることがありあり　逆に姿勢が崩れる
　なので、上半身は船漕ぎ運動の要領で動くこと
　スキージャンプの姿勢は良くないと思う
相手に両手を持たせた時点で気の方向は同じ
　一歩出ることで更に相手の気を前方へ向ける
　両肩の位置が大きくずれなければ相手の指が引っ掛かる　引っ張るとは違う
　極端に言えば、両手は腰についているぐらい（実際は不可能と思う）

　90度横を向く
一歩出た時点では相手の氣は自分にぶつかっている状態なので通してあげる　感じ
　せき止めていた水を流してあげる　か？
　まずは確実に横を向く　上手くいかない時は振り向いている
　　振り向くは顔だけが先行して動いているということ
　跪座の状態で90度横を向くような感じ　身体全体が動く
身体が回転することで両腕が絡みつく感じ（腕振り運動）
　右手指先は斜め下を指すように甲が腰から臀部触れている　肘は体側に触れる
　これで相手を下方に崩している
　左手指先も同様に斜め下を指している　肘は体側に触れている

　相手の頭部を撫でる
楷書のように実際に撫でるのではなく、撫でてあげようとする
　ここは難しい　実際に撫でようとすると肘から上げようとしたりする
　相手の横に立って　額に手を添えて熱を計ってあげようとする動き　に近いと思う
　違うのは上げたら下ろす　という動きが加わるだけ

相手に力一杯握ってもらえば分かりやすいと思う
自分の動作も小さく済みますし

　呼吸投げ（前方投げ）
両手を上げ、指先を前方へ向ける
　ここまで先週と同じ
一歩出す（左足）
　出した方の指先（左）が反対側に比べて少し前に出るくらい
しゃがむ
　指先が真下にストンと落ちる　指先が出した方の爪先に触れるような感じ
　しゃがんだ後、爪先・膝が同じ方向を向いている
　腰から落ちるとか腰を引きながら　は違う
　相手が手を離したから腰を引くのは有り　姿勢の維持の為だから

相手は前方（自分の後頭部）を向いている
つまり、自分の身体が相手の氣をさえぎっている
　相手を支えてあげている
自分がしゃがむことによって、相手を支えているつっかえ棒を取り除いてあげる

全体のイメージはこんな感じ
個人的には一教の受身は腰から落ちる感じです（空き缶を潰す感じ？）
なんとなく似ているような感じがしていたのか最初はそんな動きをしていました
そんな動きとは全くの別物です
これは相手を導く動きなので、指先から落ちます
勝手な思い込みで似たような動きをしていると　はまって抜けられなくなります
上手くいかない時は少し立ち止まって考えるのもありです