曲がらない腕
検索すれば出てくるはずのものですが、基本はこの状態で相手の手を持ちます
この状態でであれば相手が変に動けば大体止まるかそれなりの抵抗を感じます
反対の立場なら、自分より上級者相手の場合変な動きであれば動けません
見た目
相手に手(手首)を持たせた状態を取りの視点からは障害物があるようにも見えます
パッと見は動きを止められている状態にも見えます
簡単に言えば 氣の方向がマイナスに向かいがちではないか と
行動
邪魔なものを排除したいと考えるのも無理はない でしょう
そうすると、相手の手を何とかしようと考えがちです
結果、動くことができず、技を始めることすらできずにいる
大体上手くいかない場合は相手と触れている部分をどうにかしようとしています
対策(個人的なもの)
指導内容をかいつまんでいえば
(お互いが 氣が出ている状態 であれば)
相手が自分に触れた時点で彼我の違いは無くなり、
相手の身体を含めて自分の身体を動かすようにできる はず
そんなことが簡単にできるのなら苦労はしない
かといって、ぶつくさ言っても先には進めない
視覚と触覚に囚われている自分としては 考え方 そのものを変える必要がある
まずは視覚
見ないにこしたことは無い 見るとその部分に囚われてしまう
次に触覚
手を持ったり握ったりすれば、そこを動かそうとして先端ではなくなる
胸突き なら拳の先端(中手骨の頭)部分を導きます
ここは想像するしかないのですが
相手の腕と自身の腕の延長線上で交わる所を先端として仮想する
ここから動くようにする
ただ、現時点では相手の氣と合致するのに少し時間がかかります
拳を流したあと、少しの 間 を持つようにしました
焦ることが減ってかなりましになりました
…持ち の技だと相手の腕が正味の障害物に見えたり、感じたりします
相手の手を見ないことも大切ですが、考え方でも変わると思います
相手の先端部分を考えると五指の先端になります
親指を除けばその先端の延長線上には自身の指先があります
相手が強い氣を出せば出すほどその氣は自身の指先に集まります
弱ければ自身が強い氣を出すことで相手から氣を呼び込む(ジェットポンプの理屈)
少なくとも自分の手を動かすのに相手のの氣を含めて1+1の状態といえます
以前から言われてきたことですが、納得できていなったようです
相手は自分を邪魔する存在ではなく、手助けしてくれる存在である と
これも誰かが言っていたはずです
結構気分が楽になり、稽古相手とは対峙していない と理解できました
逆に 受け の立場で考えてみても変わります
今までは、氣を出す ことは相手の内側に氣を通すことだと考えていました
これも相手と争っている状態といえます
自分はただ氣が出ている状態で相手の手を持てばいいだけである
自身の氣が相手の指先に流れる この状態で受け身をとる
余計なことを考えずに淡々と相手の氣の流れにのっていく
ごくごく当たり前のことですが、自分が消化出来たら変わるような予感があります
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