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2021年10月21日19:34

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神宮スズメの独り言2021秋〜51〜来季への期待

東都の第5週は六大学の順延を受けて今日が1回戦1試合。プロ併用日につき1試合で9時開始というのもどうなのだろう。六大学はプロ併用日でも10開始の2試合だ。六大学とは違い引き分けがなく10回からすぐさまタイブレークとはいえ延長がある東都。その差なのだろうか。

日大対駒澤の今日の一戦は試合開始前のエールの交換は9時前のため鳴り物禁止。したがってブラバンなしで行われ、試合が始まると演奏込みの応援が始まった。そして今日は日大にブラバンがいる。これまで控え部員1人によるエールを行ってきた日大。もちろん応援団長やチアリーダーはいないがプラバンによる演奏は日大の攻撃に花を添えた。

しかし、日大はその応援に応えられない。日大の先発はもちろん巨人3位指名の赤星君。そしていきなり初回から2死3塁で中日2位指名の鵜飼君を迎える。ここ数日風が強く六大学の平日開催もかなりの打球が押し戻されていたが、彼にその風は関係なかった。鵜飼君の打球はレフトスタンドにライナーで直撃し、左翼手はただ見上げるだけだった。

今季4号。1号と2号はともにバックスクリーンにライナーで叩き込み、3号と今日の4号はレフトスタンド直撃の打球だった。高く上がった本塁打ではなくライナーでスタンドに突き刺さるのが鵜飼君の本塁打の特徴。4年前の甲子園では明治の磯村君や法政の諸橋君とともに中京大中京のメンバーとして広陵に立ち向かい逆転負けを喫した試合をボクは満員でチケットが取れなかった甲子園の外野席から見ていた。1回戦だった。それから4年。彼は地元の名古屋に帰ってプロ入りする。

赤星君は3回、連続投手ゴロで2死を取りながら四球と安打で2死1・2塁としまたしても鵜飼君を迎えた。赤星君はワイルドピッチで2・3塁と進塁され鵜飼君にはぶつけてしまい2死満塁。ここで駒澤の主将新田君にライト前に運ばれてさらに2点を失った。

6回にも赤星君は3本の安打を浴びて1点を失うと降板。

駒澤の先発は福山君。前節の青山との試合では2試合とも1年生の東田君とエーアン君に先発を譲り中継ぎで登板した駒澤のエースは素晴らしい投球を見せた。5回まで2四球無安打無失点。そして6回裏、日大はこれまで2四球の峯村君に打席が回った。いつもは3番を打ちプロ志願届を出した日大の主将は今日は1番。そして2打席とも四球。日大で出塁している唯一の選手だった。

彼の打球は芯で捉えた。センター前に抜けるかという強烈な打球はワンバウンドで福山君の右足に直撃した。ショートがバックアップしたが1塁はセーフ。そして福山君は立ち上がれなかった。日大の初安打が相手エースの脚を直撃する安打となった。

福山君は治療を終えてマウンドに戻ってきた。そしてその後は抑えた。だが、7回、1死から代打の篠田君が安打を放つと日大はその後も代打の応酬。その結果は2塁ゴロ、四球、安打、2塁打だ。なんと5人の代打で3安打1四球、3点を返した。

日大は赤堀君をリリーフした市川君が無安打無四球無失点に抑えたが駒澤も青山戦で先発した1年生コンビの東田君、エーアン君が日大の反撃を抑え5−3で駒澤が勝利した。

駒澤側スタンドには今日も中畑さんの姿があった。ボクはいつも1塁側の席にいるため駒澤が1塁側の時にはいつも見かけていたが、今日は1試合であり出口が9番ゲートだけだったため3塁側でも帰りの時に見かけた。入替戦の時などは必ず神宮に脚を運ぶ中畑さんだが、今シーズンの観戦率は相当高い。

駒澤の優勝の可能性はわずかながら残されてはいるがその条件は厳しい。しかしプロ入りする鵜飼君はもちろん3年生エースの福山君に1年生の有望投手陣をもって来季以降はさらに楽しみな駒澤。中畑さんが喜んだのは今日の鵜飼君の本塁打以上に下級生の活躍だったのかもしれない。



2021年10月21日 東都大学野球秋季リーグ戦 第5週1回戦(於 明治神宮野球場)
駒澤
202 001 000 = 5
000 000 300 = 3
日大

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