人間と一緒に暮らしている龍がいました。
ある日、仲良しの人間が風邪をひいてしまいます。
うろたえる龍に、人間はたずねました。
人間「龍は風邪をひかないの?」
龍「私の体内でウイルスごときが存在できるわけがない」
薬を飲んで寝ている人間を横目に、風邪をひいた経験がない龍は、別の人間の友達に、自分ができることはないかと相談します。
別の人間「君は変身できるのだろう? 小さくなって風邪のウイルスをやっつけてみては?」
龍「できるが人間の体ごと破壊してしまうかもしれん」
別の人間「では看病してあげるんだね」
でも龍は看病がどういうものなのか知りません。そこで仲間の龍にどうすれば良いのか相談してみました。
火炎龍「美味しいものを食べさせればいいんじゃないか? 石炭とか、木炭とか」
厄災龍「俺はヒトを病気にはできても治すすべはしらん」
常識をわきまえた龍「消化に良いものを食べさせてあげれば?」
でも大抵のものを余裕で消化できる龍は何を用意すれば良いのかわからなかったので、とりあえず冷蔵庫の中のものをいろいろ鍋に放り込み、じっくり煮込みました。
出来上がった煮込み料理を見た人間は、風邪ではなく何か別の病気で死ぬかもと思いましたが、心配そうに見つめる龍の眼差しに負け、覚悟を決めてスプーンを手にしました。
でも頑張って熱いものをたくさん食べて、たくさん汗をかいたおかげか、翌日には風邪も治っていました。
めでたしめでたし。
ウイルスなど歯牙にもかけない龍がうらやましい。
元ネタがあります・・・と言うよりは、ほぼパクリだな。(笑)
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