さて、お参りを済ませ、来た道を帰る途中に喫茶店による。
ここらへんのお店は緊急事態宣言が発令されてどこも休業中だ。
唯一このお店だけが開いていた。
もちろんお客さんは自分たちのみ。
ご飯ものも食べられるのだが、時間が早かったせいで、コーヒーとわらび餅セット、家内はコーヒーとワッフルセットを注文。
それもまだ営業も開始していないお店のご好意で提供してもらう。ありがたや、南無大口真神。
今日は台風接近の影響で暑くなく、山頂は更に気温が低いところにきて、雨。
温かいコーヒーとお菓子は、雨で冷え切った体には、なによりありがたい(今の季節にありえないけど)
温まったところで、お店の看板鳥、オウムのきゅー太郎(仮)に挨拶し、きゅー太郎から「まいどあり」のありがたいお言葉をいただきお店をでる。
お店を出てしばらく歩くと、木に巣箱がかかっている場所にでる。
山頂へ登る時に家内が既に発見していたが、さほど気にもとめていなかった。
帰り道の今またその巣箱の前を通ると、なんと巣箱の中にリスのようなふかふかのヌイグルミが入っているではないか!
来る時はよく見ていなかったのでわからなかったが、お洒落な仕掛けを考えるものだなぁ、と心がなごむ。
記念に写真をパチリ。
ん?今動かなかったか?
家内を呼んでヌイグルミのことを話すと、行きに見た時はヌイグルミなんてなかた、と言うではない。
ミステリー!
…ではなく早い話が、それはヌイグルミではなく本物、それもリスではなくモモンガだった。
神社へ行って帰ってくる間に、モモンガは巣箱に戻って来ていたのだ。
巣箱の丸い穴から顔を出して微動だにしない姿は、とても本物とは思えないくらい、絵に書いたようや可愛らしさ。
絵にも書けない可愛らしーさ♪
さうさー、なんくるないさー。
これが今回の3つ目の楽しい出会いだった。
きゅーちゃんやモモンガなども珍しい生き物に出会わせてもらったのも、御嶽神社のおいぬ様のご利益か。
その後御嶽山ビジターセンターへよる。
二階の「御嶽山の生き物」のコーナーに、先程のモモンガのたぬき顔の写真が貼ってあった。
コーナーをまわってみて、もしあれがリスならば、もっととんがったきつね顔をしていたはずだったのがよくわかった。
一階に降りてくるとセンターの人が気軽に声をかけてきてくれた。
そろそろお腹も空いてきたので、美味しお店がないか聞いてみた。
さっきのコーヒーとわらび餅セットがむしろ空腹感を倍増させていたのだ。
釜めしの有名なお店を教えてもらった。
休日は行列ができるほどの有名店で、今日は雨だから開店直後に行けば、すぐにはいれるのではないか、と言うことだった。
この後の神社巡りの前にとりあえず腹ごしらえをしてからにしょう、ということになり、下山したらまずそのお店を目指すことにする。
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