■高速道路、混んでたら値上げへ 繁忙期は休日割引の適用やめる
(朝日新聞デジタル - 07月26日 19:42)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6605795
この記事は反体制的な論調の多い、朝日さんだからだろうか。それとも切り取り記事だからだろうか。
いずれにしても肝心なところが欠落している。
他の新聞社やクルマ雑誌あたりを見ると、どこも
繁忙期は値上げ、割引なし、閑散期、交通量の少ない時間帯は値下げする方向で
と述べている。これがないまま、繁忙期は値上げで、と書く、いやいやちゃんと切り取り記事とはいえ、「変動」と書かれているのだが、これでは利用者が釈然としないし、このmixiでもピリピリと怒りモードになるのだ。
まあ、朝日らしい記事ではあるのだが・・・。(笑)
だがこの点は安心して良いだろう。
時間帯や曜日によってはお得な料金体系もちゃんと設ける積りのようである。
そもそもホテル、旅館、JRの特急料金もコロナが流行る前はいずれも繁忙期は割増料金、閑散期は割引料金を適用していた。
それが閑散としていようが、大混雑していようが高速料金の場合、一律という方がおかしかったのだ。
ではなぜ今まで出来なかったのかといえば、ETCが無かったからである。いよいよ料金を流動的にしたのはETCの普及率が飛躍的に高くなったからだろう。実際、アジアでもシンガポールでは閑散期と繁忙期には凸凹がある料金体系となっている。
東京五輪の首都高の割り増し1,000円という実験結果の見通しにかなりの程度、自信が持てたからではないだろうか。ただ段取りの悪さから、いきなり告知。急には受取人と打ち合わせなどの対処できなかった運送屋さんは少なからずいたようで、都心の下道は大渋滞となった。
余波として、高校球児や関係者も移動し難く、高校野球の東東京大会の予選も滞ってしまった。
とはいえ、中長期的に平日の夜間の高速料金が魅力的な金額になれば、サービスエリア(SA、以下SAとします)が稼げるショッピングモールに激変するだろう。SAは鉄道のない地方では商業施設としては相当の一等地だ。夜型人間、平日休みの方で、クルマを保有している人、更に車中泊は全く抵抗が無い人には確実に朗報となるはずだ。
ゆくゆくはタイトルに書いたように自動運転への布石になるだろう。何となれば下道よりも高速の方が自動運転は容易だからだ。道路にたとえばコイルを埋めるとか、色々と方法が考えられる。
ただ実験としてはまずは閑散とした時間帯や平日の夜間から始めるかもしれない。その方が時間も読みやすく、等速で走れる為、燃費や環境負荷のデータも採りやすい。
個人的にはサンデードライバーは大嫌い。そこで平日にクルマを動かすことが多い上、夜間の長距離の独りドライブも結構好きなので、今回の措置は概ね歓迎である。
(了)
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