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2021年06月21日09:43

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メダルの価値


日本では関心が低いが、世界ラリー選手権(WRC)は海外、特に欧州ではF1と並ぶ人気イベントで、トヨタの海外販売が近年好調なのはラリーでの活躍があるからとまで言われる。

さすがにシリーズ戦を制したワールド・チャンピオンはまだいないが、かつてアフリカ・ラウンドで日本人が2人、優勝している。ただしWRCについてよく知らない人にその話を振られると、ラリー・ファンは苦笑を浮かべる。というのも、消化試合のためトップドライバーが欠場していたなど、ともにライバル不在下での優勝だからだ。

近年ではダカールラリー(昔はパリダカ)や世界耐久選手権(WEC)に似たようなケースがある。ダカールラリーの市販車部門で長年トヨタのランクルが1、2位を独占、WECではやはりトヨタがぶっちぎりの優勝をしているが、実際はライバルがいないため、完走さえすれば自動的に「表彰台」になる。(笑)

もちろん、半月にわたって砂漠の荒野を爆走するダカールラリーでは完走すること自体が難しいし、WECでも主催者が次々と制約を課すからトヨタは手足を縛られながら走っているようなものなので、関係者の努力を否定するつもりはないが、ライバルあってこその「競技」だから、その成績にはどうしても「苦笑」がつきまとう。

このまま東京五輪が開催され、仮に日本人選手が活躍しても、外国人選手がコンディションを整えるための事前合宿が続々とキャンセルされ、参加そのものを辞退している国もあるような状況を考えると、手にするメダルにはどれほどの価値があるのだろう。

それどころか国民の「安心と安全」を無視し、利権のため強引に開催された五輪の結果として、嫌悪と嘲笑の対象と見る人々も少なからずいるということを、選手も覚悟しておくべきだろう。


■五輪観客、開会式は2万人検討 スポンサー招待客らの削減困難で
(朝日新聞デジタル - 06月20日 21:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6562189
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