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2021年06月14日13:55

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試走

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蓼科のバラクラで手に入れたスコーンとクロテッドクリーム、ブルガリア産ダマスク・ローズ・ジャムの組み合わせがまいうー(もう死語?)だった。

ここのスコーンは毎日焼きたて、しっとりほろほろした生地は何もつけなくとも美味しい。水平に割り、クロテッドクリームをたっぷり載せ、さらにジャムをてんこ盛りにして頬張ると、薔薇の香りが鼻腔に広がる。ふつうのジャムは果物の味や食感はあっても香りはあまりしないが、ダマスク・ローズ・ジャムは特産品を謳うだけあって薔薇の香りがはっきりしている。しかも甘さ控えめなので、砂糖がクロテッド・クリームの風味も抑え込まないから、生地とジャムとクリームのまさに三重奏。


先日、立て続けに3台、電動キックスケーターを見かけた。しかもみなノーヘル。気になって調べてみると、「現時点では」ノーヘルは違法で、経産省がバックアップする一部の実験「特区」のみOK。見かけたところはアウトな場所だった。しかもその乗り手はほかの交通法規もいっさい無視。ウーバーイーツの無法配達員といい、こういう連中を轢いても車が悪くなるのは理不尽だ。


爺さんの足回りをそっくり交換した。足回りといってもタイヤやブレーキではなく、今回はショックアブソーバーとバネ、それらの支持パーツ。特に異常はなかったので気にしていなかったが、調べてみるとだいたい5万キロくらいで交換するのが相場らしい。爺さん、その3倍以上走っているのに、なんで壊れないんだ。

メーカーの部品在庫も尽きかけているというのであわてて発注したところ、爺さんはディーラーのメカさんたちの間でも人気者のようで(大事に扱われている車を見ると彼らは嬉しいらしい)、今回も丁寧な仕事をしてくれた。

じわじわと経年劣化した部品を刷新したら走りがどう変わるのか。さっそく試してみることにした。アルコールを充填したアトマイザーと予備のマスクをバッグに放り込み、コロナ禍中のドライブ3原則(基本車中にいる、トイレなどは人の少ない場所を選ぶ、外食はしない)を胸に、深夜自宅を出発した。

当初はいつもの清里往復を考えていたが、2019年豪雨以来閉鎖されていた臼田から白樺湖へ抜けるスカイラインが開通したというので、目的地をバラクラに変更、500キロほど流してきた。

いきなり道の駅の駐車場から飛び出てきたと思ったら嫌がらせしているのかと思うほどゆっくり走る車や、高速の追い越し車線をぼーっと走る車もいたが、総じて快適なドライブだった。秩父では走り屋の車に絡まれたりもしたが、変わった流儀の挨拶みたいなもので、実は彼らの方が礼儀正しく理不尽なことはしない。

張り付いてきたのはオープンの2シーター軽自動車で、動きや音からいろいろいじっているのがわかる。以前借りたホンダのS660のおかげで、軽自動車の侮れない実力も弱点も知っているから、その確認の意味もあって少しだけ付き合ってみた。

まず、ブレーキを使わずにシフトダウンのみの緩い荷重移動だと、ヘアピンのようなタイトコーナーの旋回速度はほぼ同等。ただし上りでは、旋回後の立ち上がり、ちょっとアクセルを開けただけでも追いついてこれなくなる。

アクセルを緩めて追いついて来るのを待っている間、意地悪を思いついたのでそちらも試してみることに。旋回後すぐにアクセルを踏まず、相手のエンジン回転数を落としてから加速を始めると、予想以上に相手は失速するようだ。軽の本領は下りだが、それでも出力が5倍も違うと、MTにこだわっている限りゲームにはならないこともわかった。

車の足回りはさまざまなパーツを組み合わせており、その接合部にはゴム製品が使われている。長年乗っていると、金属パーツは大丈夫でも、このゴム部分が劣化する。爺さんも例外ではなく、それが新品になると驚くほど乗り心地が変わった。

爺さんはグループAカテゴリーのベース車両なので、そのイメージを崩さないよう設計された純正品の出来はかなりレベルが高い。そのため乗り心地は最低なのだが、それでも劣化したゴムが新しくなると、段差などを通過する際の入力(衝撃)の角が取れてまろやかになる。(笑) 全体の動きもしなやかになったような気がする。

バラクラには走行スケジュール通りに到着、開場までの15分を車内で待っていると、ガラガラだった駐車場に車が集まりだし、ひとりふたりと来園客がエントランスへと向かう。チケット購入者の列をやり過ごそうとさらに5分ほど待ってから「当日券」を買い、状況によってはショップだけにしようと思いつつ庭を覗くと、なぜか人がいない。

駐車場からエントランスは直接見えないから、彼らが入園したとは断定できないが、歩いて行かれる距離にあるのは花屋にストーブ屋にレストランくらいで、レストランがオープンする時間でもないから、彼らはいったい何処へ行ったのだろう。

気にはなるが、これ幸いと園内を散策する。先に挙げた写真のように色とりどりの花が咲く一方で、薔薇の姿はあまりない。もう終わったのかと思ったら蕾はたくさんある。帰宅後公式サイトを眺めたところ、ここの薔薇はオールド・タイプの一季咲きで、6月中旬から7月上旬までが薔薇の見ごろらしい。

https://barakura.co.jp/event/2021/05/post-56563.html

人の少ないことを喜んでいたのも束の間、観光バスの団体客こそ来ないものの、10時を過ぎると二人、三人とじわじわ増えてきたので、引き際とショップに移動、スコーンとクリームとジャムとアップルパイを買い込んで撤収、高速も空いていたので、昼過ぎには自宅でクリームとジャムを山盛りにしたスコーンを頬張っていた。(笑)

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