【安養寺】
このお寺は珍しく本堂に五色幕がひかれていた。
五色幕は特別な行事が行われる時にひく幕だ。
見れば社殿が新しく、境内にはテントと椅子が設えてあった。
たまたま、ご近所の方に話を聞くことご出来、本日これから落慶式を行うと言う。
そんなおめでたい日に、誰よりも一番早く参拝出来たことを御本尊不動明王様に感謝した。
【宗安寺】
ここでは面白い灯籠を発見。
灯籠の脚の部分の膨らみが見えるだろうか。
そして、その灯籠をわざわざ囲いを作り、飛び石までつけられているのには、きっと訳があるのだろう。
これは、大徳寺の塔頭の1つのお寺にある、キリシタン灯籠と呼ばれているものに似ている。
あの膨らみは十字架を表していて、密かに十字架を礼拝するためで、灯籠の下にはマリア像を埋めてあると大徳寺の塔頭で説明された。
また、ここ安養寺は高野山真言宗なのも引っかかる。
実は高野山にはキリスト教の石碑「大秦景教流行中国碑」がある。
中国では仏教が布教される以前に、既に景教(キリスト教ネストリウス派)が布教されていたと書かれている。
空海が中国へわたり仏教を学んだ時には既にキリスト教が浸透していことになる(日本人とキリスト教、井上章一著)
何も説明書もないし、調べても安養寺とキリスト教のつながりはわからなかったが、なぜかこの灯籠はとても不思議な感じがした。
大胆な妄想をすれば、千利休はキリスト教と仏教を融合しょうとしたと言われているが、もし仏教以前にキリスト教の教えが中国で広まっていたとすれば、融合ではなく、元の「仏教」の形に戻そうとしたのもしれない。
【園蔵寺】
津久井湖の辺りにある園蔵寺。
御本尊は十一面観音像。
ここも高野山真言宗だ。
本堂奥に進むと、津久井湖が間近に望める。
家内が「綺麗」といった、その先には、無数の宝石が散らばっていた。
うわぁー、宝石箱やぁ〜!
いや、宝石でなく、宝水やぁ。
もし写真を趣味にしていたら、オリンパスフォトコンテストに出品出来たかも、とうぬぼれるくらい、それはそれは綺麗な露の雫だ。
今日のような、湿気が高く、曇りの早朝だからこそ見せてくれた自然の神秘、これもご褒美なのか、感謝して味わさせてもらった(ペロッ)
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