mixiユーザー(id:52013297)

2021年05月13日21:34

29 view

京都伏目稲荷ツアー 其ノ伍

次は観音寺、正式には東向観音寺。
ここも土蜘蛛の塚がある。
土蜘蛛の住んでいた所を掘ったら、灯籠の「火袋」の部分がみつかり、それを持ち帰った家が傾いた。
これは呪いだという事で、ここの観音寺へ納めたと言うことだ。
フォト


個人的食指が動くお寺さんなのだが、一般受けはしないようで、失礼だが、お寺自体がかなり傾いていた。

土蜘蛛恐るべし。

たまたま令和九年に本堂の瓦を交換するらしく、何かのご縁なので瓦を奉納させていただく。
瓦には名前と願い事が彫られるらしい。

これからもずっと存続して欲しいお寺さんだ。

次は方位神を祀った大将軍神社。
ここは、NHKのヒスカルトでも取り上げれ、いまでも特番が組まれるほどのその筋では超有名神社だ。

さほど大きくはない神社だが、安倍晴明の子孫が作ったと言われていれ、珍しく金神様(凶方位神)と歳徳神(吉方位神)が並んで祀られている。

また境内には安倍晴明の資料館が無料で拝観できる。
当時、安倍晴明が使ったと言われている品々がたくさんあり、2階はここで発掘された仏像や神官たちの木造が数十体飾られている部屋があり、独特な雰囲気を醸し出している。

山門もまた珍しく、表の正面の屋根瓦には獅子があり、裏の方には牡丹の瓦がある。
山門の屋根瓦には、鬼、獅子、桃、うさぎ、などがあるが、牡丹は珍しい。
(後日、色々な神社の灯籠や屋根瓦を見ると結構この組合せがあった)

唐獅子牡丹は任侠映画でお馴染みだが、実は獅子と牡丹には深ーい関係があったのを今回調べて知った。
フォト



唐獅子は「百獣の王」とも呼ばれる霊獣だが、 一つだけ恐れているものがある。

それは唐獅子の体毛の中に住みつき増殖して、 いつしか皮膚を突き破って肉まで食べてしまう害虫がいるのだ。
これを「獅子身中の虫」と言う。

しかし、この害虫にも弱点があり、牡丹の花からしたたり落ちる夜露にあたると、死んでしまうのだ。

それで唐獅子は夜になると牡丹の花の下で休む。
牡丹については、獅子がこれを食べるとも言われている。

多くの毒虫たちは、この牡丹には近づかないとも言われているのだ。

つまり、唐獅子にとって唯一心休まる安住の地が、牡丹の花の下ということなのだ。

高倉健さんに聞きました(笑)

また桜井識子さんによると、ここの神様はなんと大きなカエルだそうで、道教で言う「青蛙将軍」だそうだ。

ご利益は財運、金運だそうだ。

そうだ、そうだ、ばかりなのだが、見えないのだから仕方ない、信じるしかない。
フォト


1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する