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2021年04月06日21:27

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夏に向けて2021〜2〜エラー

ものすごい試合だった。

修徳の先発はエースの床枝君を1塁に回して背番号3の堀本君。佼成学園は背番号1の小林君だったが、昨年秋にエースナンバーを背負っていたのは細野君だった。

初回、先攻の佼成学園は先頭の福岡君がストレートの四球を選ぶと猛打爆発、3つの盗塁と本塁打を含む5安打で5点を先制した。

だが、その裏の修得はそれを上回る攻撃を見せる。先頭の間島君が2塁打。四球で無死1・2塁とすると、3番の佐藤君は送るそぶりもなく強打で投手強襲の鋭い打球。佼成の小林君がグラブではじき2塁手が受けて2塁封殺したが、その後4番の床枝君が3塁打を放つと13人の攻撃で7点を奪い大逆転した。

その時、試合開始後40分を経過していた。両校とも打ちまくったが両投手ともに制球が悪くボール3までいくことも多かったのだ。

だが、見どころはここからだった。修徳は2回からエースの床枝君を送り、佼成は先発の小林君が続投した。床枝君は2者連続三振でスタートして6回まで無安打。だがそれ以上にすごかったのが佼成の小林君だ。初回に5点のリードをもらいながらその裏7失点。それでも続投で5回まで安打は許さず無失点に抑えたのだ。

佼成学園は6回から細野君をマウンドに送り伸びのあるストレートと切れのあるスライダーを武器に修徳打線を抑える。そして7回。佼成学園は先頭の浅野君が四球で出塁。この選手は細野君がマウンドに上がる際に交代出場した選手だった。この四球が効く。

バントで送られ1番の福岡君は3塁ゴロエラーで1・3塁。盗塁で2・3塁とするも平尾君は内野フライで2死。そして3番の野沢君はセカンド正面の強いゴロ。これを修徳の2塁手がトンネル。初回の7−5はこれで同点となった。ノーヒット、四球とエラー2つで2点だった。そして続く上原君はライトへ流し打ってポールに当たる本塁打。

佼成学園は一気に4点入れて逆転した。投手の責任は四球と本塁打。だがその本塁打の前にエラーが2つあり、本来ならとっくにチェンジだったはずだ。

8回の裏、修徳は2死1・2塁で4番の床枝君を迎えたがライトフライに倒れ、2時間20分を超えて次のイニングに入らないという今大会の規定に基づいて8回コールドが成立した。

エラーも絡んだ試合で2回以降は息詰まる投手戦。初回の乱打がなく、修徳のエラーがなければどうなったか全くわからない試合だった。だが、この試合を決めたのは間違いなく佼成学園のエース小林君だ。初回の大失点はともかく2回以降の立ち直りがこの試合を壊さなかった。3回を投げて102球を投じていたエースはある意味で存在感を見せた。さらに実質的エースであろう細野君は制球もよく修徳打線を抑え込んだ。

夏に向けての収穫は佼成学園のほうが大きかったかもしれないが、4番でエースの床枝君を中心とした修徳は打線も強く夏には侮れないチームとなるだろう。

すべては夏のため。そしてエラーをした選手たちがそのエラーが今後に生きることを願ってやまない。勝負はこれからだ。



2021年4月6日 高校野球春季東京大会 2回戦(於 江戸川区球場)
佼成学園
500 000 40 = 9
700 000 00 = 7
修徳
(大会規定によりコールド)

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