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2021年04月06日20:23

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夏に向けて2021〜1〜投手陣

今日は春季東京大会の2回戦。江戸川区球場に来た。以前元ジャイアンツの桑田さんのご長男がいた桜美林の試合を見に来て以来だからもう10年近く経つ。今やそのご長男よりモデルなどをこなすタレントのご次男のほうが有名なようだが・・・・

西葛西の駅を出るともう球場の照明が見えるほどの好立地。しかし両翼は90メートルと狭く、それ以上にスタンドが狭い。本来の夏の予選などをここでやれば控え部員や保護者会にブラバンやチアなどの応援団は入りきれないだろう。

だが、今日は平日、そして春季大会だ。それでも観客は集まった。人気チームの二松學舍が登場したからだ。関係者席からあふれた二松學舍関係者が緑とブルーのタオルを持って内野一般席にも多くいた。二松學舍は昨秋の東京大会ではベスト4。その時からマウンドに上がる秋山君が背番号1を背に今日も先発した。

ストレートには力もあり球速もまずます。だが、甲子園で東海大相模の石田君を見ていたボクが思うのは、秋山君のスライダーで三振を取るのは難しそうだということだ。彼が変化球を投げるときは腕の振りが遅くなる。つまりは変化球が来るということが打者にはわかるのだ。もし腕の振りに変わりがないカット系のボールやチェンジアップがあれば奪三振は増えるだろう。よほどのプロ級のスイングスピードを持った打者ならともかく、タイミングをずらしさえすれば打ち取れるのが高校野球だ。秋山君は初回三者凡退で立ち上がった。

対する駒大高校の先発は背番号11の林君。ストレートが武器のある右腕。2回には1死後連打を浴びたがその後は連続で捕手へのファウルフライに打ち取った。高めのボールに威力があることを示している。

試合は3回から動き出す。選考の二松學舍は安打と四球に送りバントでチャンスを作ると内野ゴロの間に1点先制。その裏の駒大高校は2死から死球、そこでエンド濫訴仕掛け榎君がライト前に運ぶ。これを二松學舍の右翼手が捕球をもたつく間に1塁走者は生還。だが、打者走者がこのバックホームの間に2塁を狙わなかったところに若干の違和感があったがこれで同点だ。

投手としてはともにタイムリーを打たれたわけではない。試合はこのまま接戦となる。

4回に二松學舍は1死から死球と盗塁、安打で1・3塁とチャンスを広げると秋山君が犠飛で1点勝ち越すが、試合はそのまま7回へ。

駒大高校は7回から投手を林君から安達君に替えた。だが、いきなり連打を浴び、富安君の長打で2点を失う。さらに9回にも2点を失って駒大高校は敗れた。エースの竹内君は最後の9回に3番手として登板したが失点し調子は万全とは思えなかった。

この春季大会の位置づけは微妙だ。優勝以上に夏の足場固めが第一である。それに加えるとすれば夏のシード取り。

このセンバツを見てもいくら好投手がいても一人だけでは勝ち抜けない。春の大会でそうなのだから、夏ならなおさらと多くの指導者は思ったはずだ。勝敗以上に投手に経験を積ませて夏へのめどを立てる。これがこの大会の位置づけだ。だから勝敗はあまり関係ないのかもしれない。そういう意味では駒大高校や3投手を使ったが、二松學舍はエースの完投で、控え投手陣がプルペンで準備する気配もなかった。

勝った二松學舍のエース秋山君はいい投手だ。だが、その次の投手陣はどうなのか。ボクにはわからないがすべては夏の甲子園のためのこの大会。ともにこの試合は得るものがあったように思えた。



2021年4月6日 高校野球春季東京大会 2回戦(於 江戸川区球場)
二松學舍
001 100 202 = 6
001 000 000 = 1
駒大高

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