本当にだるくなった。今季初の神宮での大学野球は東都大学野球の第2節。その第1試合は亜細亜対中央だった。
東都は昨年秋の入れ替え戦なしという特別措置で今期は7チームで戦う。よって日程がタイトになるためすでに3月に開幕していた。ボクは甲子園にいて今日が神宮での大学野球の初観戦となった。
もちろんわかっていたことだ。大学野球は時間がかかることくらいは・・・・
亜細亜の先発は東海大菅生の松本健吾君、1番打者は同じく菅生の田中幹也君だ。このセンバツでもベスト8入りした菅生のOBが主力を張る亜細亜。
中央の先発はこれも甲子園を沸かせた前橋育英の皆川君と大濠の古賀君のバッテリー。4番に相模の森下君、6番には近江の北村君と高校野球ファンならおなじみのメンバーがそろう。
だが、だるいのだ。やっぱり甲子園の録音再生と違って数が少なくともブラバンの生演奏はいい。遠い外野からの応援団とは言っても伝統ある応援を繰り広げてくれる。しかし、3回を追わって0−0。それでも試合開始からはすでに1時間越え。3回までに亜細亜は2安打。中央は1安打と2つの四球を得ていたが、互いに盗塁死が1つずつで残塁は3。これでこの時間とは高校野球に慣れていたボクにとって体がついていかない。
そして4回の皆川君は突如乱れた。先頭打者を四球で出すが1塁ライナーで併殺。これでピンチは脱したかに見えたが、その後安打と2つの四球で満塁。そして西脇君にタイムリーを浴び返球のミスもあって亜細亜に3点が入った。
中央はその裏犠牲フライで1点を返すが、松本健吾君は6回を投げ勝利投手の権利を得て岡留君に継投。三者凡退に抑えると8回からはさらに北嶋君に継投。
しかしいきなり古賀君にレフトスタンドに叩き込まれ、1点差をされるとさらに四球で亜細亜は投手を鍵君に替えた。だが、その後四球とタイムリーで同点。最後は代打の高橋君の本塁打で6−3と突き放された亜細亜は敗れた。
亜細亜は継投が裏目、中央は代打が成功という構図だが、これが高校野球だったらどうだろう。これだけの継投ができる投手陣はいない。ましてやベンチ入りの選手数が違う。さらに代打で初球を本塁打する選手など高校野球の世界にはいないだろう。
今期の東都は変則日程で今節は連戦ではない。2回戦は金曜日である。トーナメントの高校野球と比べれば明日の登板など考える必要はない。あまり考えずにポンポンといけば亜細亜はどうだったのだろうか。
1イニングで3人の投手。高校野球ではありえないこの采配に高校野球モードになり切っていたボクにはだるさが残った試合だった。
2021年4月5日 東都大学野球春季リーグ戦 第2節(於 明治神宮野球場)
亜細亜
000 300 000 = 3
001 000 05x = 6
中央
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