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2021年04月05日19:52

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楕円形を追って〜2〜明治の栄光と慶応の挫折と

秩父の宮には強い風が吹いていた。伊藤忠商事本社ビルサイドから神宮球場方面へ・・・

ラグビートップリーグの第6節、リコーブラックラムズ対NECグリーンロケッツ。風下でスタートしたラムズは前半は我慢かと思われた。キックオフボールを受けたラムズが蹴り返すとどんどん風に戻されて結局5メートル少ししかゲインできない。だが・・・

ラムズは6分と12分に立て続けにトライを奪う。第3節の神戸製鋼コベルコスティーラーズとの試合でも感じていたが、ラムズのディフェンスは出足が早くさらにこの日はサイドアタックからのゲインが効いた。風下にも関わらず多くは相手陣内で試合を展開した。

2トライを挙げた後は確実にショットで得点し、3トライ目のコンバージョンを失敗しても22−0。グリーンロケッツが3トライを決めても追いつかない。試合展開もうまいと思った。

グリーンロケッツは前半の最後にPGを返し、後半は健闘したが及ばなかった。

この試合でのラムズでボクが注目したのがフッカーの武井。2年前の明治の主将で対抗戦グループでは早稲田を破って優勝。今シーズンもレギュラーを張る。彼はフォワードらしく小柄でずんぐり系の体系ながらボールを持たせると脚は速く、そして独特のステップワークがいい。右サイドでボールを受けると大きく左に展開し巧みなステップでゲインした場面があった。

そして、武井と同期の慶応の主将の栗原。彼の代は前年まで6連覇中の帝京には勝ったとはいえ、大学選手権出場を逃した悔しい世代だ。その栗原はこの試合で途中出場ながらトップリーグ初出場。試合が終わると多くの同僚選手が祝福してくれる様子がうかがえた。

2年前の明治と慶応の同期の主将がこんな形でメンバー入りしたリコー。これまでも大きくは崩れてはいない。そんなチームのこれからの礎になってほしいと思った。



2021年4月4日 ラグビートップリーグ 第6節(於 秩父宮ラグビー場)
リコー37−15NEC

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