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2021年03月01日20:30

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日記をまとめ書き

2月25日木曜日
 葬儀の疲れが心身ともに残っている。
 普段通りに午前中から昼食を挟んで午後3時半まで翻刻をし、それから月1の例会があるため横浜へ向かう。車内では、中学生か高校生か分からないが、制服を着た男子学生たちが一斉にスマホを掲げ、どうやら同じオンライン・ゲームを始めた。いかにも馬鹿っぽい。しかし、もし私がいま15歳ならスマホとゲームのダブル中毒者になっているのかもしれないと、彼らに気持ちを寄せて、考え直した。
 いや、やっぱ俺はこういう集団には染まらないだろう(苦笑)。高校時代、一匹狼を気取って学校の行事には極力参加しなかったし、仲間内でじゃれ合ったりもしなくて、クラスから浮いていた。それで困るようなことは一切なかったし、奇特なヤツというのは必ずいるもので友だちもいた。
 定例会の前に、行きつけの珈琲店へ行って、豆を買った。それから「松屋」に行ってちょっと早めの牛丼を食べたら、会議開始の10分前だった。
 精神状態がウツっぽいせいか、それともただの体調不良なのか、思うように発言ができない。10数人もいるので、口を挟もうとはするのだけど、他の人が一歩早く喋り出してしまうのだった。
 午後8時前に散会。誰とも口を聞かず早々に駅へ向かう。
 寝る前、YouTubeで1カ月半ぶりにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いた。この夜はユジャ・ワン(Yuja Wang)。超絶技巧とされるピアニストゆえ、キレがいい演奏かと期待したのだが、そうでもなかった。

2月26日金曜日
 先週末に予約をしていたので、夕方、ビックカメラへ。米倉涼子が視聴者を叱るように吠えてるCMでおなじみの楽天モバイルにキャリア変更する目的。米倉涼子になら叱られてもいいな、という男は私以外にもいるはずだ。
 午後5時ちょい前から契約手続きを始めて、あっさり30分ほどで終わった。これで1年間無料。まだ基地局が少ない、というか都内でさえ全然足りていないらしいけれど、無料なら腹も立つまい。電車に乗ったらついスマホという”チック”を改善するためにも、繋がらないほうが好ましいかも。

2月27日土曜日
 翻刻が飽きた、否、集中力が切れたところで、パソコンの電源を落とした。
 隣町の大型スーパーへ原付バイクで行く。途中、ブックオフに立ち寄って本を1冊だけ買った。
 スーパーで胚芽米、杜仲茶、チーズ、魚の西京漬け、ポテトチップス等々を買う。頭がぼぉっとしていて、アルツハイマーと紙一重の精神状態。帰宅したらしゃかりきになって再び詩人のノートに向かうことも出来るだろうが、こういう日は止めておいたほうがいい。
 夜11時、喝(活?)を入れたくなって、自分を元気にさせてくれる音楽な何だ? と考え、久しぶりにL'Arc-en-Cielのライブ動画をYouTubeで見た。
https://www.youtube.com/watch?v=g6OlJ8WVPS8
https://www.youtube.com/watch?v=dFKQZzu8Yi0
 やっぱ正解だった。
 Hydeの半端ない目力を見ていると、やっぱ人間はこうでなくちゃ、と。いろんな作家が「都会の人間は死んだような目をしている」と指摘しているが、都会に限らず現代人の目は文字どおり疲れ果てている。昔に較べて、相手の目を真っ直ぐに見て話す、ということも減った。色っぽい女(男)に視線を送ることもほぼなくなった。後者については良いマナーであるが、男性性女性性の否定ではなく人間総体を否定することに繋がる危険性があるように思える。
 L'Arc-en-CielのHydeを見てて、若い頃に化粧をしたらよかった、とマジ思った。
 いや、マスク顔の時代だ。アイシャドウとアイラインを使って試したい(笑)。

2月28日日曜日
 朝、1時間だけ翻刻。
 午前11時、文房具店と新刊書店を兼ねた本屋へ。便箋を買うためだ。
 昨年から鳩居堂の文房具を扱い始めた。少しお高いが、鳩居堂のロゴが入った便箋がいい。
 帰宅後、古井由吉氏『われもまた天に』の残り2篇を読む。先生(高校の恩師)が好きな作家だから。
 昼食を挟んで、先生から送られてきた歌詩を読む。
 併せて2時間半、読んでから、満を持して先生に手紙を書く。パソコンで下書きをし、それをリライトするカタチで、買ってきた便箋を広げて手書きした。
 手紙書きに費やした時間だけなら1時間半だが、その前の準備を含めると4時間かかった。あらたまった手紙というのは難しいものだ。
 サラリーマン編集者時代、作家や取材先に手紙を書くことがわりと多かったが、やっぱ下準備がきつかった。いまはもう手紙の時代でもないし、インタビューでもその作家なりタレントなりの本やCDやDVDをできるだけ読んだり見たりする、という律儀さも求められないだろう。このような悠長に仕事ができる労働環境にいる、という出版人や新聞記者はそう多くはないはずだ。手紙は面倒くさいから、良かったね(笑)。
 先生宛ての手紙を郵便局のポストに投函したら、頼まれ仕事でもないのに肩の荷が下りた気分となり、青空の雲を確認する余裕が生まれた。
 ああ、気分爽快。
 
 
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