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2021年02月12日00:12

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ポタリストの記録・【八王子西部の名刹参拝とエンデュアランスロード・その3】

■安養寺■

本日は慣らしと云う事で、川口川沿いの道に戻った。クルマの通りは意外なほど少ない。その一方では、先程の道の駅滝山と云い、楢原町の商業施設も駐車場は相当埋まっている。よく立川と八王子の商業施設が比較されるが、確かに駅ビルやデパートでは立川の方が集客されているように見える。しかし立川には八王子に見られるようなロードサイドに売場面積千坪以上の商業施設は殆どない。八王子には道の駅然り、こちらの施設もそうだし、高専通りと呼ばれる高尾街道から京王線沿いに山田駅近くまでの通りはロードサイドに商業施設が多い。クルマで買いに行くか、電車で買い物に行くかの違いなので、比較対象にならないのである。楢原の施設は複合で、ホームセンター、ドラッグストア、スーパーが集積している。本日も道路は空いていたが、駐車場は満車に近い。

川をひたすら遡ると、今熊神社まで行けるが、そこまで時間は無いので、本日は安養寺までである。川口川沿いは比較的長閑でものんびりとした風景である。広めの遊歩道が出来、護岸工事が進んでいる。どこか東村山・清瀬の柳瀬川と似ている。矢張りというか、高齢者や犬の散歩の人達が多い。抜く時は直ぐにブレーキを掛けられるように構え、漕がないようして抜き去る。場合によっては声掛けも必要だ。スマホをこねくりまわしながら歩いている「テク・スマホ」は論外だが。

川口川の遊歩道が思いのほか整備されているので、どんどん進んでしまう。安養寺に入る道を逃してしまった。春先になれば、工事が終わり、きれいな小川の風景になっているかもしれない。

こちらのお寺は真言宗の名刹で、南北朝の時代に建立されたとされている。山門は東側なのだが、川からだと西側からの方が入りやすいので、そこから入る。比較的季節の花木の種類は豊かである。西側の駐車場からだと梅、椿、十月桜もみる事が出来る。

早くも梅が咲き出している。

中に入ると「となりのトトロ」あたりにでも出て来そうなキャラの石の置物が並んでいる。進むと、お堂と本堂である。こちらの名刹は今から3年前に初めて参拝した。余り気にしなかったが、本尊は不動明王である。こちらも令和の「令」の字の厄落としには相応しいお寺である。ただお寺ゆえ、当然檀家の方々もいらっしゃる訳で、本日も二組の家族が墓参りに訪れていた。

先日CBA(サイクルベースあさひ)で買ったオリーブグリーンのサイクルジャージ、下は防寒用の蓄熱タイツにパッドつきのズボンである。傍目には地味なジャンパーにジョガーパンツを履いてチャリで参拝に来た人にしか見えないと思う。

それで良い。

自転車に何も興味が無い人が見たら、あのパッドでお尻が出張ったカッコウは変態ファッションにしか見えないはずだ。そう思うとこれで良かったかもしれない。

本堂には不動明王が鎮座しているという。川崎市平間寺(所謂「川崎大師」)、成田山新勝寺を本山としている。そのような格式のあるお寺が60万人もの人口を擁する八王子市の西の長閑な田舎町にあったとは。

もう15年選手になろうとしている、老骨に鞭打って使用しているデジカメで撮ろうとすると、人認証が幾つも出て来る。場所が場所だけに別段怖くはない。殆どが成仏されている方だろう。よほどふしだらな事をしない限りは堂々としていれば良い。

陽が傾きかける。ひとつ山を越えればあの「夕焼け小焼け」の里の八王子恩方町。日が暮れるのが早い訳である。帰りは川口川沿いを下流に向かって進み、浅川沿いの道からひよどり山トンネルを抜けた。

道の駅滝山は最早驚く程ではないものの、嘗てのゴールデンウィーク並みの混雑だ。確かに野菜も安い。

しかしここまで読まれた方で、関東圏のメンバーにお伝えしたいが、こちらで野菜をお買い求めであれば、断然あきる野市のあきる野ファーマーズの方がより廉価でお勧めである。但し道の駅ではないから、夜間は入場出来ないのが難だが。ロケーションは五日市街道沿いにある。道の駅滝山、あきる野ICを通過し、北上、JR五日市線の踏切を越えたら右折、暫くすると見えて来るので、また右折。右折ばかりが気が退けるのであれば、睦橋通りを右折し、東秋留駅方面を目指して、JR五日市線を越え、T字路が五日市街道なので、そこを左折し、坂を上がり、歩道橋を潜り、開けた畑を抜けると見えて来る。

個人的なことばかりで大変恐縮ではあるが、あきる野ファーマーズと寒い家のおかげで、真冬の野菜は事欠くことが無い。本当に有難い話だ。

約33kmのライドだった。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(了)

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