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2021年02月11日18:09

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市議とお茶するの巻

 朝10時過ぎ、寝っ転がってiPhoneを見てたら玄関のベルがなった(ようだ)。
 自室の掃き出し窓を開けて、誰か来たぁ? と小声でつぶやいたら、2軒先の婆さんが「来たわよ、たいへんなことが起こった!」と。
 隣のKさん宅がおかしい。普段はこの時間、小窓を開けて生きている証明をしてるのに、今日は閉まったまま。玄関ベルを押してみても、電話をしても、出ないのよ、と。
 Kさんはひとり暮らしで、齢80歳。
 心配している婆さんに「市役所に電話するのがいいのでは?」と言ったら、「すぐには対応しないでしょ」と。
 そうこうしているうちに、婆さんの孫娘23歳が機転を利かせて110番に電話をした。
 私も慌ててKさん宅に行き、門扉を開けて玄関ベルを鳴らした。が、反応なし。庭に回り込んで、リビングや洋間のガラス窓をノックしながら大きな声で「Kさーん!」と呼びかけてみたが、返事もないし、物音もしない。
 110番は横浜で受けたらしく、そこから鎌倉警察、さらに鎌倉の119番へと話が進展し、10分くらい経ったところで、救急車のサイレンが聞こえてきた。
 ちょうどその時、Kさんが出てきて、「ごめんなさい。寝入ってしまって」と。
 救急隊員がやって来て、「お身体、大丈夫ですか?」などと質問している。
 邸宅前では、うちも含めて3軒のご近所さんが見守っていた。
 とにかく無事で何より。
 110番通報をした娘が「申し訳ありません」と謝罪するも、「いえ、こういう場合は通報していただくのが正しいです」と答えていた。
 田舎は住民同士の紐帯が強い、という現実をまざまざと見せつけられた。
 
 正午前、ベテランの市会議員に電話をした。
 昨日、九条の会から来週開催のスタッフ会議案内が届き、情勢分析のテーマがいくつか書かれていたのだが、そのひとつに東海道線の新駅決定があった。
 鎌倉市の市役所は駅近く、元御用邸のあった場所にある。それを現市長は鎌倉市の郊外、わかりやすく言うとこのたびの新駅近くに移転させようと目論んでいる。
 反対派の議員と市民は住民投票で民意を問おうと立ち上がったものの、市議会で否決されてこんにちに至っている。
 新駅設置決定で、市役所は移転するのだろうか?
 2000年頃までご近所さんだったベテラン市議から、住民投票をおこなうための署名を頼まれ、私は名前と住所を書いたことがある。
 彼は保守系無所属の市議だが、唯一、ケータイの電話番号を知っている議員。彼のFacebookを見てみたら、ちょうど今、近所の神社にいるようだったので、ケータイに電話をし、「東海道線の新駅設置と市役所移転について、教えて欲しい。15分から30分くらいで」と頼んだら、「今日は議会がないのでいいですよ」と。
 午後2時、駅前の喫茶店で、ということとなった。
 軽い昼食後、ノートを広げて質問事項を書きだした。
 午後1時45分、喫茶店に向かう。既に議員は着席されていた。
 まる1時間、話を聞いた。
 話の内容をテキスト化するのは少々面倒であるが、九条の会では”編集者が会に加わってくれたのは嬉しい”という期待が自分に寄せられていることもあって、わかりやすくインタビュー内容をまとめたい。
 本題の取材が終わってから、彼は妙なことを言った。
「パンデミックのあとに続くのは戦争です。過去の歴史を検証したらそうなっている」と。保守系なのにまるでマルクス主義的ですね、とチャチャを入れると、笑いながら「左と右は一周回ると接点がぴたりと合うのですよ」と。
 彼は私の珈琲代も払ってくれようとしたが、「今年は市議選があるから、たとえ喫茶店代でも便宜供与はまずいでしょう」と断った。ふたたび笑っていた。
 
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