ＷＲＣ２０２１・モンテカルロに出場したヒュンダイ車の顔がなんかヘン、と思ってよく見たら、ラジエターの右半分に風よけの板を付けていた。過冷却防止のようで、冬場走る時、バイクのラジエターにガムテープを貼ったことを思い出した。
相棒もでっかいラジエターを付けているから、真冬の夜間はいつもより１速落とさないと油温が上がってこない。よし、真似してみるか。（笑）
私も長年ＭＴに乗っているから、それなりに愛着はあるし、ＭＴ信奉者の気持ちもわからなくはないが、中には根本的なところで勘違いしている人もいる。
まず、始動に一手間かかるＭＴは、「動き出す時」なら、アクセルとブレーキを踏み間違えるのを抑制する効果はあるだろうが、「動いている最中」にパニックになったら、ＭＴもＡＴも関係ない。
そもそも踏み間違いが起こるのは、
�� ドライバーが車の運転をなめている
�� ペダルが踏み間違えやすいように配置されている
からで、�，里茲Δ砲いい�げんな気持ちで車を運転している人は、ＭＴだろうとＡＴだろうと、そのうち事故を起こす。
�△蓮∪里亮屬呂澆複唯圓世辰燭海箸鮖廚そ个擦弌△垢阿砲錣�る。ＭＴ車は左足でクラッチを踏み、右足でアクセルとブレーキを交互に踏む。よってアクセルとブレーキは「踏み換えやすいように」隣り合わせに並べられたが、「踏み換えやすい」ということは、「踏み間違えやすい」ということでもある。
仮にアクセルとブレーキが離れていたら、踏み替えには右足を意識して大きく左右にスライドさせなければならないから、不便になり、突発的な出来事があるとブレーキを踏み遅れることはあっても、うっかり踏み間違えることはない。
したがって、ＡＴ車が登場した時点でブレーキは左足で操作するようにペダルの配置を変えるべきだったが、従来の操作に慣れている人が多く、車を再設計するにはお金もかかるため見送られた。つまりＡＴ車がアクセルとブレーキを並べて配置しているのは、手間暇コストを惜しんだからであって、そう配置しなければならない技術的、物理的理由は無い。
と言うと、パニックになると両足を踏ん張るから、それはそれで危険が生じると言う人もいるが、今の電子制御された車はアクセルとブレーキを同時に踏まれた場合、ブレーキを優先するから、それはただの杞憂である。
もうひとつの勘違いは、なんのためのシフトチェンジかということ。本来シフトチェンジは、その時に必要とされるパワーをエンジンから引き出したり、エンジン回転数と車速に最適なギアを使うために行うものであって、「シフトチェンジをする」のが目的ではない。
かつてＭＴ／ＡＴ両方を経験した人が、あえてＭＴを選んだのは、当時のＡＴはまだ出来が悪く、運転者が欲するタイミングでシフトチェンジできなかったからで、今のＡＴは性能が優れているどころか、人間の反応速度を超えたシフトチェンジができる。だからＦ１やＷＲＣをはじめ、モータースポーツの車はみなＡＴになった。
車をより速く、より自在に、より快適に操りたいと思う者にとって、その目的が果たせるのであれば、ＡＴだろうとＭＴだろうとどちらでも構わない。車の運転は趣味の側面もあるから、昔ながらの方法でシフトチェンジすることが楽しいという人がいても良いと思うが、誤った情報を流布するのはいかがなものだろう。
■絶滅危惧種のマニュアルミッション車…今も一部で根強い人気 操る楽しみ実感、暴走も起こりにくい仕組み
(まいどなニュース - 01月24日 16:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6388061
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