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2021年01月25日13:47

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藤沢七福神と相州村岡七福神

いつもどおり朝6時に家を出る。
前日に一番混雑しそうな江ノ島神社に電話をし、混雑状況を聞くと、10時あたりから12時くらいが混雑するとのこと。
江ノ島到着予定は7時00分だ。
社務所は、8時30分に開く。

本日は雨、旅行は雨が大敵だ、と去年の家族旅行の時は思ったが、今日は雨は天の恵みだ。
雨なら人出が鈍る、さらに空気中の湿度が高くなり、なによりも傘をさすことによって自ずと「ソーシャルディスタンス」がとれる。
気分はブルーでなく青天だ。

しかし、たった1年で価値観がすっかり変わって、異常が日常になってしまった。
異常が常識になった、狂った世界。

江ノ島に7時13分に着く。
やはり島は風が強い。
同じ時刻にビニール合羽を着てる女性を駐車場で発見。
江ノ島常連さんみたいだ。

社務所までどこくらい歩くかわからないので、ぼちぼち歩くことにする。
外は北風がびゅーびゅー吹いている。
一の鳥居をくぐると両サイドにお店があるが、どこもシャッターが閉まっていて、誰ひとりいない。
けれど、猫がたくさん迎えてくれる。
「ようこそ、江ノ島へ」
猫に癒やされ、寒さもひと時忘れる。
でも猫を捨てるのは犯罪です。
ここの猫はほとんどが捨て猫なのだ。

二の鳥居は絵本で昔見た竜宮城さながらで、その先には弁天様がいらっしゃる。
ここで、御朱印および、デジタル御朱印をいただくはずなのだが、社務所が開くまで30分近く時間がある。
ここに突っ立っていても仕方がないので、とりあえず龍神様の住む岩屋へ向けて歩くことにする。
本当なら御朱印をもらってきびすを返すつもりだったが、まだ、人もいないし、コロナの心配も全くないので、ぷらぷらして、途中疲れたらすぐに引き返してくればいい、そう思った。
何より寒い、歩こう。

結局、江ノ島で言うところの「山」を2つ超え、龍神の住む岩屋へたどりついてしまった、それも岩屋開場5分前。
ここまで誰にも会わず(ひとりだけ合羽の常連さんとはすれたがった)疲れもしなかった。

帰って家内から聞いたら、1万歩歩いていた。

龍神様に会うべくして、会ったようだ。

昔は岸壁にそった起伏の激しい道程だったが、ここ20年前くらいからすっかり整備されて歩きやすくなっていた。

岩屋に入ると昔に比べてだいぶ明るい。
流行りの電飾が眩いくらいのイルミネーションだ。
暗がりの洞窟を進み、一番奥に鎮座する龍神さまの像も、昔は人感センサーで人が近づくとカミナリの音がなり光が点滅し、いかにも荒神様という感じがしたが、今はまるでネバーエンディングストーリーのような、日本昔ばなしの童子を乗せた龍のように、穏やかな雰囲気をかもし出していて、おどろおどろしい演出はなくなっていた。

それがいいのか、悪いのかわからないけれど、昔に比べて龍神さまも「威厳」より「親しみ」をもって我々に接してくれているようだ。

岩屋の途中に役小角の像があり、ここにも修験道者が来ていたのだとわかった。

岩屋をひと通り回って、来た道を帰ると、途中にあった不動明王像堂もあいていて、参拝する。
立派な赤不動様に会えて徳をした。
ついでに誰ひとりいない「シーキャンドル」に登って、貸し切り状態で、雨の江ノ島海岸や都内を一望した。

もと来た社務所まで辿り着くと、すでにあいていて、御朱印もいただく。

ちょうどふた家族くらいの団体が下から登ってきて、子供を連れてわいわい騒ぎながら弁天堂に入って行った。

朝一、人がいない時間に着いたのは正解だった。

一の鳥居を出たのが11時、そこで家内ふたりで茅ヶ崎味噌ラーメンを食べる。
ここも店内貸し切りだった。

シーキャンドル貸し切り、ラーメン屋貸し切り、早起きは10万円の徳。

楽しくみんなで歌ったり、雑踏に紛れることもすっかりなくなり、人混みをさけ、陽気に過ごすことがまるで悪い事をしているようになってから、はや1年、早くこの異常な事態が去り、日常に戻ることを弁天様、龍神様、そして赤不動様にお願いして江ノ島をあとにした。

次に向かったのは龍口寺。
歴史があるお寺さんで、門の彫物が見事だ。
龍口寺さんは、境内の鐘がつける。
また、日蓮上人が一晩幽閉されたという横穴がある。

その他、皇大神社、養命寺、白旗神社、常光寺、感応寺、諏訪神社とまわり、全8神社仏閣をまわりめでたく七福神の色紙を完成させた。

感無量。

次に、相州村岡七福神は、前調査のように宮司、ご住職がいない寂れた感じの神社仏閣ばかりだった。
しかし、とても威厳ある神社仏閣が多く、歴史的価値が大きな所ばかりで、なんとも惜しく、嘆かわしいことだった。
なかでも弥勒寺はすでに、宅地化されて見当たらず、高谷大神宮は、途中まで道らしきものがあるものの、先は獣道のようになっていて、全く手入れされていない様子。
でも山の上には立派な社らしきものがみえ、ほぼミステリースポット化していた。
そのようなスポットが好きならおすすめだ。

帰り道、夕食をたべ5時30分に帰宅。

さて、来週が1月最後の日曜日、今年最後の七福神をどこにするか思案中。
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