「少年と犬」 馳星周、文藝春秋。
直木賞受賞作。やっと読む気になりました。
やはり馳星周=ノワール作家なので、最近の作品は全く手に取らなかったんですが、直木賞受賞と言われると、やはり読みたくなっちゃったんだよな〜。
冷静に振り返ると、かなりファンタジーというか非現実的な話なんだけど、不思議なことにリアリティーさを感じちゃいました。この時点で作者の勝ちだと思います。
まあ、このストーリー展開は正直反則スレスレな感じもしますが(苦笑)。
あと重要なポイントとしては、犬だから成立したとも言える気がしました。他の動物だとここまでグッとこなかったかな。
本屋大賞10作品にノミネートされてもおかしくない作品だと思います。
100点満点中70点。
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