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2020年12月18日10:57

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人生意気に感ず「今年最後のふるさと塾。タイム誌とシュピーゲル誌の姿勢。新聞連載・田中正造の今後」

◇動乱、混乱、天変地異の2020年が終る。私の個人的な重大事としては10月30日、満80歳を迎えたことがある。地球的規模の戦争というべき状況のコロナの嵐が吹き荒れた。群馬県も大変なことになった。そこで、来週予定していた今年最後の「ふるさと未来塾」を急きょ中止とすることにした。塾では以下の点を話す予定であったが誠に残念である。先ず、「タイム」と「シュピゲール」の表紙のこと、「はやぶさの帰還」などである。アメリカのタイム誌は「今年の人」としてバイデン氏とカマラ・ライス氏を、ドイツの代表的雑誌シュピーゲルは「今年の負けた人」としてトランプ氏のマンガを掲げた。面白いのはトランプが手に持つのは血が滴る自由の女神の首で、これはアメリカの社会を語る極めて象徴的な姿である。次に今後の社会を展望する材料として「令和の未来年表」も取り上げる予定であった。そこでは目前に迫る700万人認知症社会や高齢者人口4,000万人時代等を話すつもりであった。最後の部分で私の「滝行」を使うのは超高齢社会を皆で力を合わせ乗り越えようというメッセージを発するためであった。11月28日、寒気の中で約40mを落下する棚下不動滝に挑戦した。心配される方も多かったらしいが決して無謀ではなかったのである。
◇毎日新聞(群馬版)連載の「田中正造」が好評である。それは田中が訴えたものが今日的であるからであろう。つまり公害運動の元祖、大衆に迎合しなかった無私の政治家、「真の文明は」と訴えたその文明観などが人々の関心を集めているからだと思われる。連載の今後の流れであるが新年二月から、田中と深く関わった4人の人物を取り上げ8月一杯まで続く予定。その人物とは黒澤酉蔵・荒畑寒村・幸徳秋水・古河市兵衛である。これらの人物を通して田中にスポットを当てるつもりである。古河を取り上げるのは悪魔のように扱われている人物の実態に迫らねば鉱毒問題の実態にも迫れないからである。今話題の渋澤栄一と古河との間には信頼に基づく強い絆があったことも示すつもりである。
◇最近の紙上で生粋の左翼政党の二人の人物を実名で登場させた。それは現代の公害や文明を論ずる場合に政党や主義主張を超えねばならないという思いがあるからだ。これは社会主義者の幸徳秋水が田中の直訴状に協力したことにも通じると信じる。バイデン氏は、次の大統領となることが確定した14日、「私に投票しなかった人の為にも一生懸命に職務にあたる」と決意を述べた。コロナを筆頭に現代の難題克服に求められることは対立でなく協力である。(読者に感謝)

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