穀物採食の持久力

「松田聖子とお母様、いったいどっちが年上なの？」と数年前に娘が朝起きて来るなり叫んだことがある。
「ちょっと！お母様の方が10歳位年下なんだけれど！」と答えた覚えがある^^;

まだ20代半ばだった頃、元同期に聖子さん大ファンがいて、「今日ファーストクラスのお客様に聖子ちゃんが乗ってきたの！！！！！」と、大興奮しながら寮に帰ってきたことを思い出す。

私はあまり興味がなく、むしろ中森明菜さんの歌の方が好きだったから、六本木のカラオケBarで、隣に明菜さんが座っていた時の方が興奮したことも思い出した。

先日聖子さんがデビュー40周年で、テレビでインタビューに答えていたのを何気なく観ていた。
勿論望診もついしてしまうけれど（名前もつい診てしまい、キムタクとほぼ同じ）、トークを聞きながら、やはりこの人凄い！って思った。

勿論外見は他者の手も加わっているだろうけれど、彼女の努力家なところは以前親しい筋から聞いたことがあるが、そのインタビューからも、ひとつのことを貫き40年もスターでいられる人はやはり心身共に凄い努力しているんだろうな、と言うことが窺え、途中から観入ってしまった^^;
10年後、私はああなれるかなぁ・・・

娘「明日玄米炊いて」
ここ数年、「玄米は陽性過ぎて食べる気しない」、と言って、もっぱらうどんばかり食べている娘の珍しい発言。

私「なんで？大事なテストでもあるの？」
娘「違う、明後日強行遠足だから」

男子は100キロ徹夜で、女子は40キロ半日かけて走る高校の伝統行事の強行遠足。
今年はコロナの為、男子は42キロ、女子は30キロだけれど、毎年脱落者も出るから、今年も無事完走する為に玄米を食べていく、と言う娘。

一方同じ高校の長男は「明日買い物行く？行くならバナナ買ってきて。強行遠足に持っていくから」

求めるものが陰陽全く違う姉弟^^;
長距離走って、陽性になったら陰性なバナナを欲するだろうな。でも持久力には玄米だろうな。

娘は強行遠足前日に、顎が筋肉痛になる位良く噛んで玄米を食べていた。
当日の朝も、お弁当に玄米のおにぎりを二個持っていった。
長男には、玄米は嫌だと言うので、7分搗き米のおにぎり3個とバナナ。

半日路上に立って保護者活動していた夫が夕方帰宅し、
「ほっそいのが、一番大きいリュック背負って凄いスピードで坂を走り上ってくるな、って思ったら自分の娘だった！」と^^;
二人共無事完走。

長男はクタクタになって夜に帰宅し「疲れたから夕飯いらない」と。
娘は大学生の友達と夕飯を食べに行き、夜遅くに帰宅。

二人共流石に足が痛いと言い、揉んであげたけれど、娘は一昨年40キロ走った際、ゴールした瞬間「今から100m全速力で走れって言われたらできるかも」と友達に言ったらしい。

お腹の中から動物性蛋白質は入れず15歳まで完全穀物採食で、玄米中心に食べていた子ども達の持久力にはいつも感心させられる。

「学生時代に体力の限界までやり遂げたら、これからの人生で何かあった時にきっと自信に繋がるよ」と子ども達に言ったけれど、私も聖子さんを観ながら、改めて「体鍛えよう」と思ってしまった^^;