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2020年06月28日17:40

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現車合わせ、現車セッティングはしたほうが良いか

バイク好き、車好きの人ならば、「現車合わせ」「現車セッティング」という言葉を聞いた事あると思います。
この言葉に明確な定義はないですが、一般的には燃調(空燃比)のセッティングの事を指します。
エンジンをいじってる車両であれば、やるのが常識ですが、ノーマル車やマフラー交換くらいでもやったほうが良いでしょうか?

これ結論は、気になる人や、拘りたい人はやったほうが良いです。

ノーマル車は、割と万人向けに造られています。
サスペション等も、そのままだと自分の好みに合わない人は多いでしょう。
燃調も、開発チームや開発責任者が、自分の好みや万人向けにセッティンしている事がほとんどです。
そのままの状態が、自分にとってのベストではない事が普通です。
気になる人、拘りたい人は、自分の好みに変えたほうが良いです。

最近のバイクや車はコンピューター制御なので、自分でやるのは難しいと思います。
中には容易に自分でセッティングが出せるサブコン等が売ってる車両もあると思います。
私のAE86は、35年くらい前の車ですが、自分でセッティングを選択できるコンピューターを付けています。
ノーマルに比べて、パワーも出たし、乗り味も好みになりました。

ノーマルのコンピューターは、安全マージンをとってセッティングされているので、ガスが濃い目な事が普通です。
ノーマルエンジンでも個体差があるので、すべての車両で同じセッティングがベストではないのです。
燃調が薄いとエンジンがブローする可能性が高くなるので、濃い目にセッティングされています。
マフラーは経年劣化で抜けてきますし、マフラー交換してセッティングをしない人が多いですから、それくらいで壊れないように濃い目になっています。
センサー等で自動補正するようになっていますが、あまり高精度な補正ではない事は確かです。

低速から高速まで、最もパワーが出るセッティングが一見良いように思えますが、そういうセッティングだとレースとか以外は乗りにくくてたまりません。
万人向けには、乗りやすさや、トルクの谷の少なさや、燃費も重視してセッティングしないといけないのです。

ですから、ノーマルのつるし状態だと、自分の好みとは合わない事が普通です。
その為、いろいろなバイクや車の車種がありますが、その開発チームはベストなセッティングとして市場に出していますが、自分が乗っても良いと思わない物が多かったりします。

キャブ車に乗っていて、多少なりとも改造している人にとっては、燃調のセッティングは常識です。
ノーマルのキャブ車でも、現車合わせセッティングは、したほうが良いです。
自分好みに出来ますし、パワーも上げられますし、燃費も良く出来ます。
よくわからずにやって、悪くしてしまう人も多いですが、ノーマル車は大きく動かす必要はなく、最後の微調整程度の変更でいいので、単気筒であれば難しくありません。
季節によっても燃調は変わりますから、それだけでもやる価値はあります。

やり方としては、低速→高速→中速の順番でするのが良いです。

低速というのはアイドリングと低回転の時の燃調です。
ユーチューブやネットでは、エアスクリューやパイロットスクリューは、最も回転が高くなるところ、とか書いていますが、最もアクセルのつきが良いところを基本とするのがいいと思います。
そこを基本として自分好みに若干動かすのが良いと思います。
自分好みは、速さや、燃費や、扱いやすさ等のどれを重視するかです。
最も効率の良いセッティングが、扱いやすく乗りやすいとは限らないです。
近年のノーマルのハイパワー車は、あえて低速のパワーを落として扱いやすくしています。

高速は、単純にメインジェットで最も最高速が速くなるところで良いです。
まめに変えるのが面倒な人は、冬の天気の良い湿度が低い時にベストセッティングにしておくのが良いでしょう。そうすれば、その他の時期は濃いので、焼き付くリスクが少なくなります。
安全の為、冬に少し濃くしておくのも良いでしょう。

最後にニードルで中速域です。
これは、速さ、燃費、乗りやすさ、どれを重視するかで、いろいろ試して自分好みの位置を決めるのが良いです。
私は今、ノーマルのバーディー90の現車合わせをしていて、今まで不満を感じていなかったのですが、初心者と走るようになって、50〜55キロで航行する事が多くなりました。
そうしたら、トルクの谷なのか実に乗りにくいのです。燃費もゆっくり走ってる割には悪いです。
これは現車合わせをしたほうが良い思い、ニードルの位置を変更したら、乗りやすくなり、中速トルクも上がり、燃費も良くなりました。

ついでに低速域のセッティングも変えて、エンブレがスムーズになるように変えました。
高回転域に不満はないのですが、冬に絶好調なので、今は濃いはずなので、夏仕様に薄くするために、今メインジェットを注文中です。
メインジェットは、同じキャブメーカーでも種類があるので、よく調べてから買いましょう。今は、ネットで調べられますからね。
私のバーディー90は、ミクニの丸大という種類かと思ったら、丸型特大という変わった種類だったので、2輪館とかに在庫がなくて注文中です。

ちなみにマフラー交換ぐらいだとセッティングしない人が多いですが、たいていはノーマルは濃くなっているので、そのままでもいける場合が多いですが、安全のため、少なくともプラグぐらいは確認したほうが良いです。
プラグの確認の仕方は、しばらく全開域(高回転域)で走って、プラグの電極のあたりを確認します。
よくネジの部分のススをみて、濃いと言ってる人がいますが、ネジの部分に黒いススが付いているのは普通の事で、電極あたりを確認しないと意味がないです。
電極あたりが黒くべたべたあれば濃いですし、まったくススがついておらず変なブツブツがついているようだと、薄く、焼き付く直前の可能性があります。
白く焼けて、やたら綺麗なプラグの状態の場合は、やや薄いか、ベストセッティングです。安全マージンがないので、危険な状態とも言えます。
電極あたりが茶色くなっていれば、メインジェットの燃調は、やや濃い目で大きくずれてはいない可能性が高いです。安全マージンもあるので、これが最も良いところ言われています。

メインジェットは薄い状態から確認すると焼き付く可能性があり危ないので、濃い目から2.5番ずつぐらい落としていくのが良いです。

PS. なんと、バーディー90の燃費がリッター6キロも良くなりました。ノーマルは25〜30キロだったのが、31〜36キロになりました。やはり、現車合わせセッティングしたほうが良いですね。

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