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2020年06月08日20:15

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大泉洋に騙される

 WOWOWが製作したドラマ「五月の恋」を連続4夜、YouTubeで観た。で、主演の大泉洋が「五月の恋」を語るプロモも見たので、「あなたへのおすすめ」に大泉洋のトークが上がっていても不思議ではない。
 昨日の深夜、大泉が「ちょっとエッチな青春映画」というテーマで熱く語っているその動画を見た。
https://www.youtube.com/watch?v=-G1XPYOijiU
 大泉が忘れられないちょっとエッチな青春映画として語ったのは、イタリア映画「青い体験」だった。
「おじいちゃんが死んだんですね。で、おじいちゃんの歳が離れた結婚相手が行き場をなくしてやって来た。その”おばあちゃん”、まるで叶姉妹みたいなお色気ムンムンの若い女性で。一家のお父ちゃん、お兄ちゃん、そして主人公のカリートまで”お姉ばあちゃんに夢中になるんです。童貞のカリート君はもうその日からお姉ちゃんにぞっこん。鍵穴からお姉ちゃんの尻を見たり、掃除中はおっぱいの谷間を凝視したりして……」
 次から次へと大泉の熱弁は続く。
 ばかばかしい、と苦笑いしつつも私は最後まで動画を見てしまった。
 で、今日、2時間近くかけてあるかたへのお見舞いはがきを書いたあと、ヤフー傘下の無料動画配信サイト「GyaO」をちらっと覗いてみたら、なんと大泉推薦の「青い体験」がトップにあるじゃないか。どうやら本日から配信されたようだ。
 思春期の「青い性」なんてまったく関心はないのだが、ちょっとだけ観てみるかという気になって、結局最後まで観てしまった。
 大泉の語るストーリーとはまったく違っていた。エッチなシーンもほぼ記憶違いだ。よくもまあ、これだけ記憶のすり替えができるもんだ……。
 が、大泉に対して文句はまったくない。大泉の「妄想」は原作より遙かに面白く、しかもストーリー的にもよりリアルなのである。面白い話をでっち上げる「創作力」に感服した(笑)。大泉洋は詐欺師になれると思う。
 私が高校時代、夢中になった「ちょっとエッチな童貞喪失映画」と言えば、「おもいでの夏」や「個人教授」で、とりわけ後者については映画館で補導されて生徒手帳没収という事件をやらかしたことからも思い出深い。当時の高松市というのはゴリゴリの教育保守王国で(現代もだが)、高校生が平日に一人で映画館に行くことを禁止するという、ワケの分からないルールがあった。ちなみに「個人教授」は18禁ポルノ映画ではない。
 いま「おもいでの夏」や「個人教授」を思い出語りしたら、たぶん大泉洋と同様、ストーリーもエロいシーンも8割は捏造になるかもしれないな。大泉を笑えない。
 映画を観たあと、ラズリと散歩に出かける。
 帰宅したら、作家さんから私信が届いていた。午前中に受け取っていたならソッコーで返事を書いたのに……。精神的な体力がないので、パソコンならともかく、手書きするだけのパワーはもうなかった。
 晩ご飯前、昨日訪ねた友人からメール。来週、手術をすることになったと。
 もろもろの痛みが伝わってきて、暗澹たる思いだ。
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