京都には本当に若冲作品が沢山ある。
49作品のうち個人蔵が30点、初公開が26点。
若冲誕生〜葛藤の向こうがわ〜
@福田美術館
いったいいつから美術館に足を踏み入れていないのでしょう。
わからないくらい昔のことのような気がします。
新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため
閉館していた美術館が、緊急事態宣言解除とともに
少しずつ扉をひらきはじめました。
こちらも時間指定チケットを予約して久しぶりに
嵐山へ。
エントランスでは非接触体温計を向けられます。
オンライン予約でない方はここで名前や連絡先を記入。
自粛期間中もウエブ上には様々なアートコンテンツが
溢れていましたが
やはり非日常の空間で作品と向き合う醍醐味は格別です。
展覧会のタイトルについては、元々錦市場の青物問屋を継ぐはずだった若冲が
画業に専念するまで、してからという意味です。
若冲のオウムの羽、ザクロの筆勢、鶏の尾。
懐かしい。
今回展の目玉はメインビジュアルにもなっている
《蕪に双鶏図》
若冲研究の第一人者辻惟雄先生のお墨付き。
(ウエブサイトにコメントのスペシャルムービーがあります)
落款によればプライスさんの’ぶどう’や細見美術館の’雪中’あたり、
サインの字体など多少の疑問はあるものの真筆であるようです。
同時代の 池大雅、曽我蕭白、丸山応挙、長澤芦雪の作品も出ており
なかでは蕭白の《寒山拾得図》が小品ながら好きでした。
後ろ向きの2人というのもユニークだし、本人による歌の文字も含めて。
パノラマギャラリーでは
レディ・ガガのぽっくりシューズで有名な串野真也が若冲からインスピレーションを受けた作品が並んでいます。
6月21日(予定)まで。
https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/20200313726
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