「国境なき医師団」から感謝状と、寄付金控除用の領収書が届いた。額が額なので、申し訳なく思う。「活動と財務の透明性と説明責任を重視し……」という文言のあと、監査法人による厳正な監査を経た財務報告をHPに上げております、と書かれていたのだが、私としては定期的な「活動報告レター」が送られてくるだけで全きの信頼を寄せている、「赤い羽根募金」に較べれば(爆)。統括する共同募金会は厚労省をはじめとする省庁の天下り先で、3年間理事を務めるだけで報酬以外に1千万円の退職金が出るというではないか。使途不明金が多いことも何十年に亘って疑われているのだが、こちらこそ財務の透明性をもっと高めたほうがいいのではないか。
今日も午後3時、ラズリと散歩へ。
お寺に行くと、知り合いのカメラマン、ご近所の子育てママと子ども5人がいた。子どもがわーっと言いながらラズリに寄ってくるのでリードを離し、ラズリはもみくちゃにされていた。ストレスだろうな、と思うものの、普段まったくストレスがない生活を送っているので、いい機会だ。ボケ防止のためにもいじられて耐えろ(笑)。
結局1時間ちょっと、子どもたちの玩具になった。
夕飯後、少し作業を始めたのだが、BGMが欲しくなって、YouTubeにアクセス。ふとモーツアルトの交響曲第39番を思い出して、演者も知らぬまま、流しながら校正していた。
たぶん初めて買ったCDがこの39番だったんじゃなかったかな。宮本輝の『錦繍』で主人公の男が頻繁に通う喫茶店が「モーツアルト」。文章のなかで39番の話が出て来た。私は「新潮」の一挙掲載でまず読み、それから1年くらい経って単行本を買ってまた読んだ。そして、その頃、CDがレコード店に並び始めたのだが、最初はクラシックしか店頭には置いてなかった。しかし新しい物好きなのでCDプレイヤーを買ってしまい、モーツアルトの39番とか、エリック・サティといったCDを買ったように思う。
今日、30何年か前に一度だけ聴いた39番を流しながら、「長かったような、短かったような人生」などと死ぬ間際みたいな感慨に一瞬、耽ってしまった(苦笑)。
この日記をアップしたら、今夜もラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いてから寝たい。
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