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2020年05月17日03:41

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大阪モデル、はじめは「何、でしゃばってるんだ」と思いましたが、今では「府知事、それ神対応です」です。

「出る○は打たれる、出すぎた○は打たれない」

さて、この○の中にはどんな漢字が入るでしょうか?

普通なら「杭」ですね。
しかし、一部の人が「釘」と答えてます。

文化庁が調査した2006(平成18)年度の「国語に関する世論調査」で、「出る杭・は打たれる」と答えた人がもちろん多数派を占めていたのだが(73.1パーセント)、それとは異なる「出る釘・は打たれる」を使う人と答えた人が2割近く(19.0%)いた。
従来の説明ではこの「出る釘は打たれる」は誤用ということにされていたのだが、本当にそう言い切れるだろうか。

「出る杭は打たれる」ということわざの意味は、才能や手腕があって頭角をあらわす者や、さし出たことをする者は、とかく他から憎まれたり、人から非難されたりするということである。

その用例は江戸時代前期から見られる。

「縦(たとえ)ば出るくゐのうたるると俗にいふごとし」(『北条五代記』巻二)

『北条五代記』(1641年刊)は小田原北条氏にかかわる記事を収録した江戸時代の軍記である。

これに対して「出る釘は打たれる」はそれよりもかなり新しいものではあるが、『日本国語大辞典 第2版』には昭和の初め(1931年)の用例が初出として引用されている。

「そンぢゃけんどわれ、皆がその気なら、あまり憎まれん方がええぞ。出る釘ア打たれるちゅさけな」(須井一『綿』)

須井一(すいはじめ)は本名谷口善太郎、京都清水焼の陶工(とうこう)から政治家となり、須井一名で小説も書いた人である。

さらにこの例よりも6年古い、哲学者で評論家でもあった三宅雪嶺(1860〜1945)の以下のような用例もある。

「中に際(きわ)だって立身出世するものもあるけれど、さういう事をしなくてもよく、出る釘は打たれる、餘計(よけい)な事をしないに若(し)くはないと思はれる」(「新時代の家庭」『太陽』1925年11号所収)

「杭」「釘」と漢字で書くともちろん大きく違うのだが「クイ」「クギ」と声に出して言ってみると、「イ」「ギ」の差はそれほど大きくなさそうな気がする。
そんなこともあって「杭」「釘」両方が古くから供用されていた可能性はある。
大きな釘は杭である。

ただし、「杭」と「釘」とでは意味が若干異なりそうだ。
「杭」の場合は地面に並べて打ち込むときに高さが出すぎているものは頭をたたいて高さをそろえることであり、「釘」の場合は頭が出ているものは危険なのでたたかれてひっこめさせられるということになろうか。
しかし、ことわざとしての意味には大きな違いはない。

ちなみに、近年「出過ぎた杭は打たれない」という表現が使われているようになった。
たとえば、先ごろ亡くなった堀場製作所の創業者堀場雅夫氏の著書『仕事ができる人できない人』(2000年)には、

「『堀場はうるさい』『わがままだ』という人物評になってくれるのであれば、私としてもやりやすくなるからだ。『出すぎた杭』は、もはや打たれないのである」

納得していたら、さらに今ではこんな言い方もされるようになっている。

出すぎた杭は抜かれる。

またまた納得。

でも、この場合はむしろ釘の方がいいのではないだろうか?
大きな杭を引っこ抜くのはなかなか大義だから。

「出る杭は打たれる、出すぎた杭は打たれない、けれど出すぎた釘は抜かれる」

「大きな杭」と「小さな釘」、「大物」と「小物」では世間の対応も違う。

では、最後に大物天才長島名監督の名言をあげて終わりとする。

「うーん、この試合、一点でも多く取った方が勝ちでしょう」
(2009/日本経済新聞刊行「野球は人生そのものだ」より)

「偉い人の名言は◯にたつ、しかし偉すぎる人の名言は◯にたたない、けれど偉そうな人の名言は◯でしかない」

本日の東京の感染者  14人
本日の大阪の感染者  2人
本日の神奈川の感染者 12人

頑張れ大阪!負けるな大阪!
どうした神奈川!
我地元も見習って欲しい、と神奈川の元モデルは考えます(草)

https://youtu.be/L8QGpL8tLWo

https://youtu.be/SwzQkt56T6Y

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