前回、パチンコ屋への政府の非難、取締りはスケープゴートだ、と書いたけど、それには理由がある。
包装業界で自営業をしている頃に、「箸は森林伐採を促進するので、割り箸を使うのをやめよう」というムーブメントがあった、覚えているひとも多いと思う。
今ではすっかりマイ箸を持っているひとを見かけなくなったが、実は、箸が森林伐採を促進するなどとは真っ赤なウソなのだ。
冷静に考えればわかることだが、木材の多くは住宅材料に使用されている。
木の柾目の一番いいところは家の柱になるのだ。
それ以外の部分は、熱や湿気で反ってしったりして、柱としては使えないので、加工したりして建材などにするが、それでも余ってしまった切れ端は、日本人の知恵でその捨てる木で箸を製造するのだ。
だから箸はむしろ廃物利用、昔からエコなものなのだ。
それなのに何故、このような説明がなされず、逆のムーブメントが起こったのか。
何か都合の悪いことを隠蔽するために流したことは確かだ。
その理由やからくりはよくわからないけど、何故この真実が伝えられなかったのかならわかる。
それは箸製造元は、全てと言っていい程零細企業で、父さん母さんが二人でやっている小さな会社だからなのだ。
その零細企業が、間違ってます、と世間に宣伝できるだけの企業としての力もお金も信用も結束力もないのだ。
つまりは言われっぱなのだ。
もちろん、声をあげた人もいるけれど、結局は雑音として扱われて、みんなの元には届かない。
話し合いでも、だいたい声のデカイ人の意見が通るように、資金力のある大企業のほうが、味方をする人も多いし、よく意見が「とおる」。
たとえそれが間違った意見でも、正しい意見を圧倒してしまう。
その業界人ならそんなことは常識でも、何も知らない世間一般の人はコロッと騙される(だから声のデカイ人の言ってることには気をつけよう、声の小さい人に耳を傾けよう)
組合も規模も大きくない零細企業を、大企業やゼネコンが不利な事を隠蔽するスケープゴートに仕立てる、よくある話だ。
そして、騙されて信じてしまった人も知らずに悪の隠蔽に加担してしまう。
昔から、無理が通れば道理が引っ込む、というとおりに、全くのデマだったことが、いつしか真実になって、現実になってしまうこともある。
瓢箪から駒。
嘘から出たまこと。
パチンコ業界は大きいかもしれないけれど、資金が外資だったり複雑な上に、意外と個人店も多いので、業界としてはまとまりにくいのだと思う。
パチンコ組合会長なんてテレビで見たことない。
そしてギャンブル系なので、元々あまりいいイメージはない。
悪者に仕立てるにはもってこいなのだ。
パチンコ業界は自分には経験がないので、あくまでも憶測だが、箸の事は自信をもって弁明できる。
オレオレ詐欺に騙されないように、と言って騙す輩もいるように、お前が悪いと言いながら、本人が巨悪だったりするかこともよくあることで、注意が必要だ。
出過ぎている杭は打たれにくく、大きすぎるものは、目の前にあっても意外と見えていない、のだから。
本日の東京の感染者 28人
また今問題になってる、検察庁法改正案、これは政府が検察官すら取り込み、政府の飼い犬にすること、こんな法律成立させたら絶対だめ、ましてやこのコロナ騒動のどさくさに成立させそようなんて、厚顔無恥な恐ろしい政府だ。
わからないようにコソコソではなく、開き直って正面から堂々と泥棒に入るが如きやり方、身近な事から法律まで、全く信用できん!
後から後からほんとに公害を撒き散らす、この長期政権は。
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