数字遊びをしてみた

新型コロナの性状についてはまだ不明なことばかりだが、飛沫や接触により感染し（空気感染はしない）、日本の現在の致死率は２%弱だが、医療崩壊すると10%前後にまでなる、さらに軽症者や無発症者からもうつるということが、経験則からわかってきた。

そこから類推すると、何も対策を講じなければ、季節性のインフルエンザと同じくらいの人々が罹患することになる。ちなみにインフルエンザの平均的な１シーズンの感染者数は1000万人とのことだが、新型コロナに免疫のある人はほぼ皆無、ワクチンもないことを考えると、罹患者数は1000万人を超えてもおかしくない。

そして治療薬のない今、医療崩壊が起これば、我が国でも致死率が10%に達する可能性は否定できない。つまり、最悪のケースでは、100万人以上が新型コロナで死ぬことになる。（季節性インフルエンザの平均的な死亡者数は１万人）

感覚的に掴みやすくするため日本の人口を１億人とすると（実際は1・26億）、10人に１人が新型コロナに罹患し、そのうちの10人に１人が死ぬ勘定になる。日本人100人に１人がコロナで命を落とすのだ。満員電車１両には300人が詰め込まれているそうだから、そのうちの３人に死亡フラグが立ち、１編成10両とすると30人が棺桶行き。

感染が止まらないどころか増え続けているのは、新型コロナをインフルエンザと大差ないと甘く見ている人がそこそこいるからだろう。

ワクチンが完成し治療薬も普及すれば、いずれはインフルエンザ並の脅威におちつくのかもしれないが、現在それらは無い。よって新型コロナは、少なくとも「今」は十分恐ろしい疾病だと思うのだが、甘く見ている人々はそれでも「大丈夫だよ」と言うのだろうか。


■東京感染者、最多２０１人＝国内死者２０９人に―新型コロナ
(時事通信社 - 04月17日 16:16)
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