mixiユーザー(id:52013297)

2020年04月17日16:03

72 view

201人

インフルエンザは古来、シハブキヤミ(咳病、咳逆)と呼ばれ、平安朝時代からその流行についての記録があります。

また江戸時代には流行の際、お駒風、谷風、お七風など時の有名人の名前が付けられたこともありました。

そしてヨーロッパ大流行の時期(1729〜1730年)には日本でも流行し、鎖国下でも世界的な大流行に巻き込まれていたことが見て取れます。

強い記憶としてあるインフルエンザとしては、1918年3月に米国内の軍事キャンプを第一波が襲い、更に9月から11月にかけて発生した第二派が世界を席巻して罹患者6億人、死者2,300万人以上(時の世界人口は20億人)を出した別名スペインかぜがあります。

スペインかぜのスペインとは、はじめて流行した地域であって、発生した土地の名前ではありません。

インフルエンザの感染、伝播はインフルエンザウイルスによってなされますが、特にA型が大流行(パンデミック)を引き起こすことは良く知られています。

このA型ウイルスによる大流行は数十年単位で何の前触れも無く突然発生し、過去3回の大流行は1918年、1957年、1968年に起きました。

では、何故この様に断続的な大流行が起こるのでしょうか?

インフルエンザウイルスはタンパク質や遺伝子の違いからA、B、C型に分けられ、この中で特に突然変異を起こし猛毒化するのがA型です。

A 型インフルエンザウイルスは動物種ごとにHA、NAの色々な亜型の組み合わせを持っており(例えばトリ:H5N1、ヒト:H1N1など)、亜型によって動物種ごとの細胞への親和性、すなわち感染のし易さの異なることが分かっています。

例えばトリの主な亜型H5N1 はヒトに、またヒトの主な亜型で季節性インフルエンザを担っているH1N1 はトリに感染し難いと考えられます。

鳥は鳥の、人は人のインフルエンザウィルスがあるのです。

ところが動物種によってはトリ型、ヒト型両方が容易に感染する場合があり、それがブタと考えられています。

そしてブタの体内で鳥インフルエンザと人インフルエンザがカクテルされ、突然変異をおこすのです。

豚の体内で2つが合成され、突然変異を起こしたものが、また人間に伝染るというわけです。

新型インフルエンザとは、ブタの体内で鳥インフルエンザ、人インフルエンザ、そしてブタ自身のインフルエンザがカクテルされ、突然変異し、猛毒化したものなのです。

突然変異には、以上のようにミックスされカクテルされることによって新しく生まれ変わるものと、もう一つの方法で突然変異する場合があります(アンティジェニックシフト)

それはウィルスの持っている設計図のコピーの仕方によるものです。

コピーの仕方は、設計図を元にして何枚もコピーする方法と、コピーを更にコピーしていく方法があります。

元の設計図のコピーならば、たまたま1枚コピーがずれても、次のコピーは設計図を元にしているので、元の設計図のコピーになりますが、コピーのコピー、更にはまたそのコピーとなると、一旦ズレたりしたコピーを更にコピーするので、もう元の設計図には戻れません。
これを何度も何万回も繰り返すうちに、全く違う設計図になることは容易に想像出来ると思います。
違う説明をすれば、伝言ゲームです。
はじめの言葉と最後の言葉は、伝言していくうちに全く違う言葉になっていることがあります。

こうして、なかなか身体が抗体を作っても、また違う菌になって侵入してくるので、再感染してしまう、と言うわけです。

韓国で再感染が問題になり、WHOは抗体を作れる人と作れない人がいるのでは?と言った発表がありましたが、突然変異を繰り返すウィルスは抗体を一度作っても、違う抗体を再度作らないと感染してしまいます。

すでに世界中でコロナは何十万回もコピーのコピーをしているので、突然変異のスピードはものすごく加速しているのではないかと考えられます。

加速した先が無毒化するのか、それとももっと毒性が強くなるのかは、今のところ誰にもわかりません。


本日の東京の感染者 201人

昨日の東京の感染者 149人

一昨日の東京の感染者 127人
  

今週月曜は90人だったので、4日で倍
これは2週間前の数、いいかげん意識改革しないとダメです。
自分は罹らない、絶対に。
それは単なる無知からですよ。
ウィルスのほうがよっぽど頭がいいし、努力してます。
土日にストレス発散もいいけれど、どっぷりウィルスの恐怖に浸かって下さい。
もっと勉強して下さい。
7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する