車の名前だったら良かったのに

コロナが猛威をふるってます、民族が民族と争い、個人が個人を憎しむ、まるで終末のような様相だ。

民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こります。
恐ろしいことや、天からのすさまじい前兆が現れます。 ルカ21：10〜11

民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
 マタイ24：7

マスクがなくなり、今度はトイレットペーパー、カップ麺、全て、ものが溢れていると言われている日本で起こっていることです。

マスクをしている人はしていない人を詰る、ライヴに行く人は行かない人を見下げる、自分が正しいと納得するために、周りを非難する。

先日、電車で座っていると、前に立ってるいるひとがくしゃみをした拍子に、ツバがかかった、袖口にはくっきりと唾液の跡が残っていた。

「おいおい、この野郎！」

この時期にこの行為は、そう殺人罪だ。
訴えてやる！

と言えるほどの勇気も度胸もない自分は黙っていた。

そう言えば、少し前のニュースで、隣の人が咳をしたのに腹をたて、隣の車両へ行け！と怒鳴った男性がいたと言っていた。

今回のことは、被害者がそのまま加害者になることのある事件だ。

そうゆう事は日常的によく起きる。
あおり運転もそうだ。

前の職場は幼稚園児の送迎バスだったけど、園児が車内でさわぐと言って、車内で怒鳴った運転手がいた。

運転手は被害者であって、加害者となってしまった。

そして、今はウイルスに感染していない人は、被害者になる可能性があるれけど、一旦かかったら今度は加害者になってしまう。

被害者が加害者にならないようにするには、どうしたらいいのだろう。

とりあえず、自分は相手を非難せずに自分に出来ることを考えることにしている。

電車でツバをかけられたことをきっかけに、より用心して、帽子と手袋をするようになった。

バスで園児が騒ぐので高音のみをカットする耳栓をするようになった。

隣の人の咳が気になるのなら、自分が隣の車両に移動したらいい。

相手を非難して、誰に正しい自分を証明しょうとしているのか。

自分は自分、人は人と言いつつ、結局、異質の自分以外を排除しょうとする。

それが人間なのかもしれない。

よくよく読み返せば、この文章だってそうだ。

結局、人間を滅ぼすのは、ウイルスや飢饉ではなく、人間の業が、人間を滅ぼすのだろう。