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2019年11月06日21:47

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神宮スズメの独り言2019秋〜68〜来季こそ

立教と東大には偉大な4年生がいる。

立教の田中誠也君。4年間での登板試合は53、現役最多の17勝で敗戦は15。306回2/3を投げて防御率は2.20だ。

東大の小林大雅君。4年間での登板試合は51、0勝29敗で4年間を終えた。222回を投げて防御率は5.64だった。

成績は大差だ。だがともにチームを背負って無尽蔵の力で投げ抜くところに共通点がある。田中誠也君にとっての最終節は明治と4回戦までもつれ込んだが1勝を挙げ最終戦では森下君とともに最後のマウンドに立っていた。そしてチームは1−0で明治に勝ったのだ。

小林大雅君は10戦全敗の東大において9試合に登板。最終節の法政戦では2敗したがこの2試合を共に完投した。法政は東大に連勝して慶應が早稲田に2連敗することがプレーオフへの持ち込みの条件だったチームだ。そのチームを相手に連敗はしたが0−2と4−6という接戦だった。

その1・2年生同士のフレッシュトーナメントでのこの対決にボクはジーンときた。

立教の先発は細田君。立教新座出身の2年生で田中誠也君ばりに身体を大きく使って投げる。東大は進学御三家武蔵出身の小宗君。小林大雅君ばりに遅いボールと切れのある変化球で勝負する。大先輩と同様に両投手ともサウスポー。

先攻の立教は先頭打者を三振に打ち取られるが2つの死球の後吉岡君の2塁打と荒木君の3塁打で3点を先制した。4回にはエラーで出た走者を置いて高橋君の2塁打で更に1点を追加。順調に立教が試合を制して行く。

だが、立教は6回までこの3安打だけだった。それまでに喫した三振は6。7回に4本目の安打を浴びたが8回は三者三振に取った。9回には力尽きて2点を失ったが本当にその最後まで投げ続ける姿は小林大雅君に見えた。

立教の細田君も初回は三者凡退に打ち取る。2回から安打を打たれるが、田中誠也君のように打たれ強い投球で得点は許さない。立教はその後小刻みに投手を代えて8回9回に1点ずつを失うがそのまま6−2で立教が勝利した。

いつもの大健闘の東大だった。あと一歩で負けてしまう。その原因は四死球とエラー。最後の粘りのなさ・・・

このもう少しの差がなかなか埋まらない。だが、今日セカンドを守ったのは佼成学園から一浪して東大に入学した1年生の清永君。静岡高校からの奥田君もいる。そして来季から指揮を執るのは東大からの元プロ選手井手さんだ。今日もスタンドで観戦していた。試合が終わるとスタンド下の通路で多くの関係者が挨拶にやって来た。

もちろん戦力的にほかの5大学に勝るとは思わない。だが、それでも今シーズンは明治とは延長まで持ち込み、慶應戦では先制点を奪い、早稲田にはサヨナラ負け。法政にも食らいついた。

今日の小宗君の好投。負けはしたが安打数では立教の7本を上回る8本。来季こそ、そんな東大への期待を十分に感じる今日の試合であった。



2019年11月6日 東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント グループB第2節(於 明治神宮野球場)
立教
300 100 002 = 6
000 000 011 = 2
東大

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