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2019年11月06日21:04

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神宮スズメの独り言2019秋〜67〜来季への問題点

得点こそ3−2だがいい投手戦だった。1・2年生による東京六大学野球のフレッシュトーナメントのグループAの第2節は法政対明治。

先攻の法政は早稲田の先発山下君を攻めた。1死から安打と四球で1・2塁とすると小池君がタイムリー。そして死球で満塁とすると1塁牽制球が悪送球となって2点目を入れた。1塁手はベースについておらず、サインプレーでの牽制球だったのかもしれないがタイミングが合わなかった。

早大本庄出身の法学部2年生の山下君。思い通りの立ち上がりではなかったはずだ。だが、2回以降は被安打1、無四球で完投した。しかもその1本の安打は9回2死からの内野安打だ。2回から9回2死まではパーフェクトだった。

法政の先発は古屋敷君。4年生内沢君の後輩、八戸工大一高出身の2年生だ。内沢君ほどの背丈はないが真っすぐで勝負する本格派だ。3回に安打と2塁打で1死2・3塁というピンチを招いたが内野ゴロと三振で無失点。

6回まで4安打10三振に押さえていたが、7回には先頭の橘内君、丸山君と2連打を浴び犠打で2・3塁とされるとスクイズをバックホーム悪送球で同点とされた。記録や野選だったが、間に合わない本塁送球に悪送球が絡んだ。その後気持ちの整理がつかないまま3塁打を打たれて逆転された。

ここでその古屋敷君をリリーフしたのは広陵出身の平元君。甲子園での実績も充分で期待の投手だ。三振でこのイニングを終えると8回裏も2三振を奪って三者凡退に斬った。

法政は内沢君と朝山君が卒業する。エース級の2年生三浦君を押さえに回して今シーズンはそれがはまったが、来季はどうなるだろうか。先発陣は高田君が軸となるだろうし、三浦君も先発陣に回るかもしれない。

だが、その後を継ぐのは平元君であるはずだった。そこに現れた古屋敷君。球威もあり変化球の切れもいい。投手陣の安定でこの秋は躍進した法政。来季は楽しみだろう。

一方早稲田の山下君も好投した。初回こそ崩れたがうまく立ち直って相手に的を絞られない投球は来季に期待を持たせる。だが、逆に早稲田の攻撃陣はどうだろう。

昨日も今日も13三振である。早稲田の投手陣は3年生以下が主力で安泰とも言えるが、クリーンアップをはじめ攻撃陣は多くが卒業してほとんどが入れ替わる。そのなかで作新学院の甲子園優勝時に2年生でベンチ入りしていた鈴木萌斗君は3番で起用されたが3打数3三振だった。打撃不振が敗因だったこの秋の早稲田はこの冬にその強化が求められるような気がする。

もちろん問題点を浮き彫りにして課題を明確にするという点でこの試合は意味深い。来年また新しい力強いチームとなって戻ってきてほしいと思う。



2019年11月6日 東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント グループA第2節(於 明治神宮野球場)
法政
200 000 000 = 2
000 000 30x = 3
早稲田

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