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2019年11月05日22:20

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神宮スズメの独り言2019秋〜65〜次世代のエース

全日程を終了した東京六大学野球。その翌日から始まる新人戦。フレッシュトーナメントという名がついているが実はトーナメントではない。

6校を2つに分けてそれぞれリーグ戦を行い各グループの同順位同士が戦うというものだ。

つまり負けたら終わりのトーナメントではなく全チームに4試合が確保される。本来はリーグ戦に出場できない若手育成のための新人戦である。そのためには試合数がチームによって異なるのはその趣旨に反する。この大会はチームの成績には関係なく試合数が確保され試合出場のチャンスを与えられる。

今日の第1試合は1ブロックの明治対早稲田。この春の1位と3位の対戦だ。

明治の先発は小諸商出身の2年生高橋君。早稲田は清宮選手の1期下で早実で甲子園経験もある雪山君。もちろん甲子園経験とは捕手としてではあったが・・・・

早稲田の投手陣は3年生の早川君を中心に来季における戦力ダウンは少ないチームだ。そのせいかこの試合での投手登録は少ない。各チームとも来季を考えてこれらの試合を通じて経験を積んで成長を促したいはずだ。

明治の高橋君は初回連続三振からスタートした。そして毎回三振、全員三振を成し遂げる。8回を投げて打者29人で奪三振13、与四死球1だった。相手ももちろん2年生以下の新人だが、この安定感はリーグ本戦でも通用するような気がする。小柄な体だが気持ちの強い投手だ。

特に明治は森下君、伊勢君というプロ入りする両エースが卒業する。次の世代の投手育成が急務な明治である。

逆に早稲田の雪山君はボールの威力を感じたがコントロールが悪く、特に得意のスライダーがすっぽ抜けて捕手がジャンプして捕球する場面が目立った。4回には無死から連打と送りバントで1死2・3塁からそのすっぽ抜けがワイルドピッチとなり1失点。その後、2つの四球を出しさらに1死満塁とされたが打ち取った。

雪山君は7イニングを投げて6安打、6四死球で12人と走者を許したが1失点と粘り強さは見せたが、安定感は今一つだった。だが、一冬越せばまだ伸びしろは充分かと思う。

早稲田が9回に明治の宮内君、米原君を攻めて同点として引き分けた。ともに打撃陣は不振。その中で高校球界では無名の小諸商出身の高橋君の素晴らしい投球は目立った。明治は来季のエースは入江君だろうか。その中で来年3年生となる甲子園組の磯村君、竹田君が今季伸び悩んだ。そのなかでの高橋君の今日の活躍。新しい監督を迎えての来季に向けた明るい材料となったはずだ。



2019年11月5日 東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント A組第1節(於 明治神宮野球場)
早稲田
000 000 001 = 1
000 100 000 = 1
明治

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