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2019年11月04日09:10

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襷の力2019-2020〜3〜人材

箱根駅伝は関東大会だ。出雲は選抜駅伝である。全国での予選を勝ち抜いてきたチームで戦うこの全日本大学駅伝こそが日本一を決める大会である。

テレ朝の理屈はわかるが、本当にこの大会の優勝チームが日本一と言えるだろうか。いや、その議論をここでするつもりはない。言いたいのは箱根駅伝の予選会からの参加校の戦いぶりだ。

1区区間賞は予選会に出場し出場権を得られなかった城西の荻久保君。

2区区間賞は予選会に出場しトップ通過した東京国際大の伊藤君。

例年と違って箱根駅伝予選会とこの伊勢との間は1週間。この連闘組の上位争いは難しいと言われたが、その予選組が健闘する。予選会トップ通過の東京国際大が4位。予選会9位と肝を冷やした早稲田が6位とシード権を獲得した。

立命館は関東15校に割ってはいり12位と健闘した。

もはや4強も5強もない。どこが強いかというより失敗しないところが勝つという現在の駅伝。その中で東海は黄金世代という4年生が控えに回り3年生が活躍するという選手層の厚さを見せた。出雲の國學院の優勝もレース展開がはまったという感じだった。

3人の直前エントリー変更をフルに使っての心理戦。先行逃げ切りか、後半差し切りか。競馬じゃないが展開によって左右される結果。箱根はどこが勝つかなど誰にも分らない。ミスをしないチーム。展開がはまったチーム。そんなチームが勝つのだろう。

予選会で箱根への道を断たれた城西、箱根にはそもそも出場できない立命館。今シーズン最後の大会を終えた。

人口が減り続ける日本。あれだけの大観衆を集める甲子園人気にも関わらず高校野球部員数は削減している。さらにラグビー人気が高まるなか身体能力の高い選手たちの競技ごとの奪い合いが激化するだろう。

四天王と言われた黄金世代の選手を欠きながら3年生の活躍で優勝を遂げた東海。もちろん入部後の育成がもっとも重要ではあるが能力の高い選手が多く集まるチームが強くなる可能性は高い。駅伝だけに限らず人材の奪い合い。いや、それはスポーツだけにも限らないかもしれない。

人口が増え続ける国と伍して戦うことがスポーツだけではなく産業の発展などの面でも日本がこれからできるのだろうか。



2019年11月3日 第51回全日本大学駅伝対校選手権大会
1位 東海大学
2位 青山学院大学
3位 駒澤大学
4位 東京国際大学
5位 東洋大学
6位 早稲田大学
7位 國學院大学
8位 帝京大学

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