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2019年11月02日23:15

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神宮スズメの独り言2019秋〜62〜早稲田に奮起を

8連勝の勝ち点4で早慶戦を戦う慶應。東大を除く5校が仲良く1度ずつ成し遂げている10戦全勝優勝。史上初となる2度目の10戦全勝優勝を目指す慶應はこの試合を勝てばひとまず優勝が決まる。

既に8勝2敗の勝ち点4で全カードを終えている法政は慶應が早慶戦で連敗した場合にプレーオフでの優勝の可能性を残している。

スタートメンバーはほとんどいつもとおり。敢えて言えば早稲田の中川君が2番から8番に下がったくらいか。慶應高橋佑樹君、早稲田の早川君の先発も予想とおりだ。

しかし、予想通りではないことが起こった。なんと早慶戦でありながら早稲田の外野応援席には誰もいないのだ。慶應は優勝が懸かっているため観衆が集まるのは当然だが、そんな状況でも、また逆の状況でも早慶戦ならではの外野応援席に誰もいないというのは今まで見たことがない。ぽっかりと空いた外野席に違和感を感じながら試合は始まった。

早川君は今シーズンは立ち上がりの悪さを見せていたが今日は順調に立ち上がった。2回までに柳町君に安打を打たれたが3つの三振を奪った。そして2回の裏早稲田は先制する。

先頭の加藤君の打球は平凡な1塁ゴロ。これを捕球した嶋田君はカバーに入った投手の高橋君にトスをすればいいだけだった。だが、嶋田君は自身でベースを踏みに行ってセーフ。安打と記録された。その後早稲田は3本の安打を集めて1点を先制したが早川君のライト前への安打では中村君のバックホームに本塁タッチアウトとなった。

これまでも打撃不振の早稲田はこのイニングで4本の安打を集めたが1点止まりというところに早稲田の元気のなさが出ていたように思える。

慶應は直後の3回に1塁に走者を置いて1年生の首位打者下山君が3塁打で同点に追いつく。その後投手戦となるが、慶應は6回に郡司君の本塁打で1点を勝ち越すと8回にも郡司君が2打席連続のソロ本塁打。さらに内野安打と四球で1・2塁としたところで早稲田は早川君から柴田君に投手を代えたが嶋田君と瀬戸西君の連打で3点を入れ6−1とリードした。

慶應はプロ入りが決まった津留崎君、1年生の増居君、そして4年生の石井君と継投し早稲田打線を押さえた。慶應は9回にも1点を追加して7−1で勝利、今シーズンの優勝を決めた。

今年の早慶を象徴するような試合だった。慶應の郡司君は4安打で2本塁打。柳町君も2安打でドラフト指名組が活躍したが、今シーズンの慶應の強みは脇役の活躍だ。今日も下山君、瀬戸西君、小原君の長打で着々と加点したところが大きい。さらに小刻みに継投する投手陣の安定感。

一方の早稲田は1イニングに4本の安打を集めながら1点止まり。この結果というよりチームの空気が重たい。盛り上がりがない。何となく小宮山監督という大物監督の下で委縮しているように見える。

今日目の前で慶應の優勝を決められた早稲田。明日負ければさらに91年ぶり2度目の10戦全勝優勝を決められる。今一つ覇気のない早稲田に集まらない観客。明日こそ早稲田は順位に関係なく全力を結集する試合とならなければならない。



2019年11月2日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第8週1回戦(於 明治神宮野球場)
慶應義塾
001 001 041 = 7
010 000 000 = 1
早稲田

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