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2019年11月01日21:40

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神宮スズメの独り言2019秋(in Yokohama)〜60〜勝利へ

1番ファースト千野君。2番センター宮地君。3番ショート杉崎君。

千野君はセカンドではあったが4年前の夏の甲子園で東海大相模が優勝した時の1・2・3番のメンバーがそっくりそのまま東海大の打順に並んだ。

4番キャッチャー海野君。ドラフト2位でソフトバンクから指名された海野君の陰に隠れてしまったが、相模の捕手長倉君も東海大に進んで今は主将だ。

対する城西国際の先発は3年生の中島君。4年前の甲子園の決勝戦ではアルプスでメガホンを叩いて声をからしていたはずだ。そこで戦っていたのは母校仙台育英学園の先輩たち。エースの佐藤世那君とショートの平沢君はプロ入りした。捕手の郡司君は慶應に進み今回ドラフト指名を受けた。

頼もしい先輩たちが戦い、そして悔し涙を飲んだ4年前の甲子園での決勝戦。その先輩たちへの雪辱のチャンスがやって来た。場所は横浜スタジアム。観客は1000人程度で注目の高さは比べようがない。だが、この試合も決勝戦だ。

明治神宮大会出場決定戦となる横浜市長杯。関東5連盟から出場枠2校を争うこの大会は、すでに決勝進出のこの2校で決まっている。あとはこの決勝戦の位置づけだ。タイトルにこだわるのか、それとも明治神宮大会への調整試合をするのか。

試合は初回宮地君のレフトスタンドへの本塁打で幕を開けた。しかし中嶋君は4年前の甲子園での記憶を打ち消すように辛抱の投球を続ける。2回も先頭の高田君に2塁打を浴びるが凌ぐ。

一方の東海大の先発村上君は東海大熊本星翔からの4年生。3回を1安打1四球に打ち取っていたが、2巡目から捕まった。4回表、1死から浪川君の安打と村上君の3塁打で同点に追いつくと2つの四死球のあと真田君が前進守備の三遊間を破った。2−1・・・

だがその裏の東海大は1死3塁から内野ゴロの間に同点に追いつく。城西国際の内野陣は前進守備を敷いていなかった。だが3塁へのゴロで飛び出した3塁走者を3塁手の篠崎君は追い詰めると1塁へ送球。3塁走者は帰ってこれないと判断したのだろうが、1塁をアウトにした後のバックホームは間に合わなかった。東海大が同点に追いつく。

しかし、勢いは城西国際だった。5回の城西国際は死球で出た走者を置いて浪川君の2塁打と梅田君の内野安打で4−2とリードした。

東海大は7回裏には杉崎君のタイムリーで1点差と迫るが8回に杉崎君のエラーを起点に1点を返された。

城西国際の中嶋君は7回2死まで投げ、1年生の島袋君に繋いだが1点を返されてすぐに昨日完封した舘君をマウンドに送って後続を断った。

投手起用などを見る限りでは城西国際の方が勝利への執念が強かったように思えるが、それも歴史の浅い城西国際なら当然だろう。それよりも城西国際の佐藤監督の采配は大いに当たっている。代打が活躍し、今日も継投失敗と思われた投手を打者一人ですぐに交代させて流れを逃さなかった。

勝負はもちろん明治神宮大会だ。黄金世代の東海大、躍進著しい城西国際。4年生最後の大会である明治神宮大会。気持ちの強いチームが優勝するはずだ。



2019年11月1日 横浜市長杯決勝(於 横浜スタジアム)
城西国際大
000 220 010 = 5
100 100 100 = 3
東海大

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