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2019年10月11日00:37

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流通業界の競合は異業種

■セブン&アイが大リストラ コンビニ閉鎖・移転1千店
(朝日新聞デジタル - 10月10日 16:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5821332

■やっと尻に火が付いた■

 既に百貨店、GMSの閉店数はリーマンショックを越えている。そのような中、7&iHDは何も手を打たないのはどうしたことかと前々から思っていた。

 ここへきて漸く事の重大さが分かったようである。

 尤も7&iほどの企業であれば、分かっている人も多数いただろうが、大企業ほど上の方の人間は保守的だ。そこで心ある人達が上層部をアベノリスクがしでかした消費増税を盾に説得した、というのが本当のところではないだろうか。
 
 今回の大リストラとセブンイレブン(以下、7-11とさせていただく)のコンビニ閉店は今までの株主重視のリストラとはやや異なる。看板通り、「AM 7時営業、PM 11時閉店」でも収益が十二分に取れて最低賃金以上の給与を従業員に支払えるようにというのが目標だという。

 確かに時給を安く外国人留学生たちはこき使える。しかし、彼らは長続きしない。
限界を感じたのではないだろうか。

■New Days VS 7-11■

 嘗てはコンビニの絶対王者だった7-11を脅かしつつあるのがNew Daysだ。西日本、東海地方の方には説明が必要だろう。同社はJR東日本のいわゆる「キオスク」である。

 「キオスク」といえば、店員のおばちゃんは暗算に長けているが、電車の駅の一等地という恵まれたところにいることもあって、必要な人は嫌でも買う、だから高かろう、悪かろうと評価は芳しくなかった。相手が女高生、中学生となると接客態度はそれはもうひどいものだった。いやいや・・・お世辞にも接客しているという感じではない。いかにも

 「売ってやっている」

 という尊大極まりない態度が露骨だった。

 しかしこのような相手を見て接客態度をコロコロと変える接客も長くは続かなかった。

 バブル期にはJR東はキオスクの統廃合を本気で考えたほどだったからだ。

 ところがどのコンビニエンスストアも時間もお金も比較的余裕のあるアクティヴ・シニアをターゲットとして、「ちょい上」の食品を陳列するようになった。これで生産ラインが余ったのは既存の弁当屋や食品工場である。

 彼らとNew Daysが連携した。

 今やNew Daysで買ったサンドウィッチの製造元を見れば、嘗ての弁当屋の工場ばかりなのである。

 この業界に限らず、今や異業種も競合し始めている点は注目に値する。


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