つれづれなるままに

アップ、ダウン、アップ、ダウン…週一のエアロは楽しいっす！
これが、上、下、上、下…だとなんかテンポと合わない、うーんなんでだろ？

元々エアロなどの西洋ダンスは西洋の言葉と合うのは当然で、能などの東洋ダンスならやはり上下が合う。

文化は全てが繋がっていると思います。

アップと上の違いは、アップと言う語感はアの広がりとプの破裂音で自分が上に昇る言葉で、上は自分はそのままで上部を見上げる感じの言葉で、自分がジャンプする感じがないので、エアロなどの体操には違和感があるのだと思います。

ダウンも下も同じく、自分が移動するのか、そのままの位置からなのかが微妙に身体へ影響しているのではないかと思えるのです。

上は上でも、自分が上に行く者と考える民族と、自分が上を見上げる者と考える民族とでは、雲泥の差があります。

自然を考えた時、自然の頂点として上から支配する西洋か、自分より上の自然を意識しながら調和して生きてゆく東洋か、全く違う道を歩むことになったのだと思います。

昔からお天道様や地獄をなんとなく意識してきた日本人は、人として本当に正しいのかを自ら問いながら生きて来たように思います。

自分がどんなに偉くてなっても、自分よりもっと凄いものがいる、だからいくら人から褒められても、はやされても、結局陰で悪事を働けば、そこから報いがくる。

逆に人に何と言われようとも、真に正しいと疑いなく思えるのなら、それもいつかは報われる。

そんな昔の日本人の心の原風景が、今、少しづつ失われて行っているように感じているのは、自分だけでしょうか。