今日は新しい曲を覚えようといろいろ探していると、サブちゃんのブンガチャ節という歌を見つけました。
実はこの曲がサブちゃんの本当のデビュー曲だそうです。
そんなレジェンドな曲も、当時は放送禁止曲に指定されていたのです。
この曲のいったいどこがまずいのかわかりませんが、実は歌の途中で、揉み手をする音、キュキュキュ、キュキュキュ、と入るのですが、これがベッドの軋む音に聴こえる、というのです。
おいおい、むりくりだろう、と思うのだけど、本当の事なのです。
しかし、どこの誰がこんなことを言い出したのか、そんな理由で放送禁止にされたら、今なら裁判所に訴えられかねない事です。
妄想も甚だしいです。
最近話題の映画、全裸監督をご存知でしょうか。
Netflixで配信されている映画で、ぱつんもこの前の休みに一気見しました。
主演の山田孝之さん(山田隆夫ではない)は、ぱつんの好きな男優さんで、黒木香さん(黒木メイサではない)の母役で女優の小雪さん(カンバレルーヤよしこではない)も出ています。
この映画、かの大西監督(大西ライオンで……)を映画化した「ナイスな」作品で、映像の規制と戦うヒューマンドラマ風に作られています。
そして、映像ではビデオ規制委員会のほうが、悪者としては描かれています。
この二つの事柄は、誰が、どこで、どんな理由で規制を作っているのか、もう一度考え直すいいきっかけになりました。
とここまできて、ぱつんはノンポリなので、このまま体制批判にはなりません。
なぜそうなってしったのかを、ぱつんなりに考えてみました。
それは日本語からの考察です。
蛙鳴蝉噪という言葉は、蛙が鳴き、セミが騒ぐことで、やかましいという意味。
しかし、実はこの言葉、もともとはmade in chinaです。
日本人なら、蛙や蝉の鳴き声は、声であって音ではないのです。
もっと言えば、蛙は歌い、蝉の鳴き声は、筑紫恋しと聴こえているのです。
ブンガチャ節も、日本人だからこそ、キュキュキュがベッドの軋む音に聴こえた訳で、これも日本語特有のオノマトペなのでしょう。
また、日本語は世界でも稀な言語で、母音をメインにして作られています。
同じ言葉はポリネシア語の一部の言語にしか今のところ見つかっていないそうです(ハワイあたりの言葉がそうらしいです)
あ行はとてもやわらかく、子音を含むか行以降は、子音がある故に攻撃的な印象になるそうです。
ママは通常、マぁマぁとなるとより柔らかくなるし、赤ちゃんははじめの言葉があ行です。
さて、そのような言葉を操る日本人の繋がりは、話せば話すほど親密になる関係なんだそうです。
話せばわかる、なんて言われてますしね。
はじめは対立していても、話しているうちに(内容なともかく)打ち解けてくる、つまり同化、同調しやすい言語らしいのです。
そして、一旦ある程度まとまった数の人数が同じ意見になると、今度は違う少数派を排除しょうとするらしいのです。
(日本語はなぜ美しいのか、黒川伊保子著より)
つまり、これが大西監督と規制委員会の対立と言うことです。
ところで、日本人同士の会話は親しくなるため、では外国人の会話は?
お互いの違いの境界線を見つけるためにする、らしいです。
そんな外国人相手に日本人が国際社会の競争に勝ったり、ましてやリーダーになることができるか否か、とノンポリぱつんでも暗澹たる気持ちになるのです。
話がまとまらなくなってきましたが、日本語を使う日本人だからこその規制が、ブンガチャ節であり、大西監督の作品だったようにぱつんには思えました。
しかし全裸だって簡単にパソコンから入手出来る令和の今、こんな事を真剣にいい大人が議論していた時代なんだなぁ、と笑ってしまうのは、ぱつんだけでしょうか。
冗長な話にお付き合いいただきありがとうございました、少しはお互いの距離、縮まりましたかね(笑)
ナイスですね〜!
ログインしてコメントを確認・投稿する