お節句も近いからでしょうか。
京都グラフィの会場となった誉田屋源兵衛 竹虎の間二階で10代目の作品を見たのですが
その中に円山応挙の《龍門鯉魚図》をもとにした帯がありました。
円山応挙の同作品についてはこちらから↓
http://museum.daijyoji.or.jp/03mokuro/03_02/03_02_03.html
更に凄かったのは
《那智の瀧》
根津美術館の国宝をもとにした作品です。
「帯となっても信仰の対象となり続けたい」といわれる通り
「帯という物性を越える」ものでした。
その他の作品
《幻華》
千姫の嫁入り衣装の再現で
樹は牡丹/葉は菊/花は紫陽花というこの世にないもの。
錆朱の地色も禍々しく、さらに
それが姫の希望によるものと聞いてはなにおかや。
《破れ扇》
「戦では大将が負けを認めなければ負けたことにはならない」
ということからぼろぼろの軍扇は武将に好まれた意匠なのだとか。
帯とともに幟も作られていました。
(英語のタイトルは never give up です)
《跳鯉》
こちらの鯉はまるで水墨画のようにリアル。
《大牡丹》
日光東照宮の彫物からヒントを得た作品。
フェルメールの群青色が美しい。
https://www.kimonoichiba.com/tenjikai/kondaya/
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