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2019年04月20日20:37

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現代のクルマの多様性の縮図

■日産、新型軽「デイズ」発売=6年ぶり、三菱自と開発
(時事通信社 - 03月28日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5557843

■日本人の生活水準を見事に反映■

 幾ら燃費は20年前の倍に良くなりました、と云ったところで実質賃金は20年前の9掛けにまで低下しているのが今の日本。しかもあれやこれやと電子デバイスや安全装備の標準装備を義務づけられているから、値段は1.5倍になっているという嬉しくない結果がある。しかも日本の国情を見ると、技術者にとってはさぞや情けない話だが、燃費の良さは全く維持費に貢献しない。となるとトータルの維持費は20年前の方が財布には優しかったということになる。

 この記事は軽自動車の話だが、軽自動車も平均価格は2017年で135万円というから驚きだ。やれLEDランプだ、16インチアルミだ、最新式のナビだ、と調子に乗ってベタベタとくっつけているとあっと云う間に200万円に簡単に突入するのが今の軽自動車。

 収入は伸びないのに、値段は20年前の1.5倍。これでは燃費が幾ら20年前の倍良くなっても、軽自動車1台で全て賄わねばならない人も多かろう。そんな状況を見事に捉えた商品企画といえるかもしれない。

■SUVの大豊作時代の日本■

 3列シートミニバンの大流行が終わって最近の流行はSUVかもしれない。特に3列シートを子育て世代の時は乗ったが、子どもも自立しつつある、ならばそんなに広いクルマは要らない。といって、今更免許取りたての時代に散々乗ったコンパクトカーにはもう戻れない。

 また独身の方でクルマとはパーソナルなもので、日常を持ちこみたければ電車に乗れ、そのような乗り方をするものではないと思っている人はミニバンに乗らず、カジュアルな雰囲気のある(といって、グラウンドに行く訳でもないのにジャージ姿は似合わない)SUVに乗っても不思議ではない。

 日本の自然公園は規制が厳しいので、本格的なSUVが入って行けるところは殆ど無い。その意味では「雰囲気」を味わえるクルマで十分なのだ。

 バブルの全盛期のRVブームの再来だと主張する方もおられるが、そんなに単純ではない。本格的なSUVの後継もあれば、高級車ベースのSUV、シティコミューターもある。実にバラエティに富んだジャンルとなった。

 SUVの欠点は車幅がやや広すぎることだ。側面衝突だの色々とメーカーは説明をしているが、日本の道は長らく5ナンバー幅(車幅1700mm以下)を基準にして造られた道が多い為、3ナンバー幅でも誰が乗っても扱いやすいのはせいぜい1750mmまでだとよく言われる。

 その意味でも軽自動車の街乗りSUVは結構良いところを衝いている気がする。

 このクルマの好みについては何も言わないが、まあこのクルマに限らず、SUVを見てみることでクルマの多様さを総覧してみるのも面白いかもしれない。
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