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2019年02月23日07:49

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「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる」を読んで

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【成熟脳 脳の本番は56歳から始まる】
黒川伊香保さんは前回、妻のトリセツで大変お世話になった作家さんです。
いろいろ本も出しているみたいなんだけど、今回は書名に惹かれて購入しました。

男性はすぐに「〜すべきだ」と言います、ぱつんも口には出さなくても、その答え反射的にを見つけようとしています。
これは聞いている人(特に女性は)なんだか上から目線でいやだなぁ、と思うでしょう。
何様のつもりと言いたくなる時もあると思います。
自分が一番偉いのかと文句のひとつも出てきます。
特にこのタイプの上司だったりすると、顔を合わすだけで憂鬱になります。

この本にはこんな例がありました。
若手の政治家、とても苦労して政治家になったので、責任感も強く年上の人からはとても信頼されているのに、何故か同世代の人からは人気がない、それは同世代の人に向かってすぐに「君たちは〜すべきだ」と言ってしまう。
それがとても上から目線に聞こえて不人気だったのだそうです。

黒川さんはこう言います「この人は本当に上から目線なのか」と。
むしろ、自分が一番下だと思っているのではないか、と。

全ての同世代の人を自分と同じか、自分以上に思っているので、つい出来るのに何故やらないのか、と感じ「こんなことは知ってるよね」と確認してしまう。

黒川さんはその政治家に「本当の上から目線になって下さい」とアドバイスしたそうです。

つまり、皆自分より愚かで何も知らない人だと考えたら、べきだと期待するのでなく、むしろ守ろうとするはずだと言うことです。
もし、旅行でバスから降りて自由時間が過ぎても戻って来ない人がいた時、相手が全て知っていて、バスの時間に遅れてくると思えば、腹がたつでしょう、しかし、愚かな人で時間も忘れたのだからと考えたら、大丈夫?道にまよわなかった?よく帰って来てくれたね、となると。

知っててやるんだな、俺をバカにしてる、と考えるのは、相手が全てを理解した上でやってると思うからで、何もわからない愚かな人だ、と思えば怒りは憐憫に変わるはずです。

ぱつんも昔、あまり説明しないで「当然〜べきだよね」と言ってくる上司に腹がたっていましたが、あきらかに仕事の事は知らないし、今思えばあの上司はぱつんに劣等感を感じていたせいなのかもしれません。

確かに本当にバカにして、上から目線の人もいるでしょうが、そもそもそんな人に怒る価値はないのです、そして、考え方ひとつで自分の気持ちが収まるなら、相手が愚かな人だと考えてもいいし、またこの政治家のように、相手に劣等感を感じている人だから、なんでそうなんだ、と言ってくる人もいるので、べきだを使う人にもいろいろいるんだなぁと感じました。

相手に腹が立つとき、べきだと言われたとき、考えるヒントをもらいました。

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