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2019年02月04日20:58

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カエルが一斉に冬眠から覚める

 昨日の夜10時、ラズリを境内に放つべく門を開いたところ、池のほうからカエルの合唱が聞こえた。最初はそんなはずがないと自分の耳を疑って、ときどき群れで鳴く鳥の声かと思ったのだが、池のそばに行って鳴き声を聞いてみる限り、カエルだった。2月3日の夜だ。冬眠からカエルが還ってくるのが早過ぎる。
 今朝、玄関を開けたら、昨夜よりさらにカエルの声が増している。池のほとりに行ってみたら、100匹以上のカエルが確認できた。今日は4月中旬並みの陽気になったけれど、すぐに真冬の気温になる。カエルは再冬眠できるのか、それとも寒さで死んでしまうのか?
 昼前、お金をおろしがてらラズリを連れて銀行へ。本日2回目の散歩。
 うちから3軒先のお宅の前で、老貴婦人が玄関前を掃き掃除されていた。
「あら〜、ラズリちゃん!」
 という声と同時にラズリは門扉の前でお座りの姿勢になった。たまにラズリは貴婦人からおやつをもらっている。
「ちょうどよかった。昨日、銀座ウエストのクッキー買ったばかりなの。ラズリちゃん、食べるよね?」と言うので、「もちろんです」と私は答える。もはやラズリは私など眼中になく、ずっと貴婦人の目を凝視している。
 いったん家の中に戻られて、30秒後、クッキーを手にした貴婦人が現れた。ラズリは尻尾を左右にぶるんぶるんと振り回し、もう少し体重が軽ければヘリコプターの原理で宙を舞いそうであった。
 1枚、2枚、3枚! ラズリはクッキーもらって喜んでいる。
 いいなぁ、ラズリ、ウエストのクッキーだなんて。この1年、私は菓子売り場のワゴンに積まれたブルボンの安いクッキーしか食べたことがない。
 実は私も貴婦人に向かって「ワン!」とひと声小さく吠えてみたのだが、聞き取れなかったようで、残念ながら私の意志は貴婦人に通じなかった。できれば私こそウエストの上等なクッキーを1枚でいいから食べたい。
 食べ終わってもラズリはその場から微動だにしない。まったく恥ずかしい犬(と恥ずかしい飼い主)だ。
 銀行へ行ってラズリを入口で待たせ、お金をおろして帰宅。帰り道、ラズリに「おまえはいいなぁ」と声を掛けたら、「まだすねているの?」と言われてしまった。
 正午、池のカエルは朝方より心なし増えているような気がした。ニホンアカガエル。
 一昨年、池は改修工事が施され、それまでいたモリアオガエルが消えた。神奈川県では準絶滅危惧種で、稀少なカエルがこの池から文字通り絶滅したわけだ。ニホンアカガエルは鎌倉のいたるところに生息しているので心配することはないのだが、このカエルたちが明日からの寒さで震えなければいいな、と願っている。
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