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2019年01月01日09:52

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あけましておめでとうございます。2018年度の僕のベストテンを発表します。

今年から、年賀状は出さないことにしましたので、失礼します。このSNSでのつながりのほうが、年金生活者にとって楽だということです。決してJPに不満があるわけではありませんが、自分の生活にさほど必要でない部分は切り捨てようと考えています。ご理解ください。←って、SNSの友人たちとは以前どおりで、年賀はがきだけのつながりの友人たちとは、SNSに書いても意味はないのでした。

さて、2018年のベストテンです。
数字は、2019年1月1日(日本時間AM2:50)現在のimdbの点数です。結果的に7点を上回る作品ばかりになりました。僕がいいと思う映画はimdbの平均で7点以上だという証明ですが、7点以上の映画を僕がすべて褒めるはずがありません。むしろ8点以上とっている大作は、たいてい劇場公開時に敬遠しました。付属している小文と日付は、ミクシィの日記にアップした見出しと日付です。

1.ショーン・ベイカー監督「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(2017)7.6。
この映画を見ることができた偶然は、僕の人生で最大級の幸運だったと感じています。2017年11月07日
2017年にもベストワンに推しました。そしてことあるごとにこの映画を“見てくれ”と言い続けました。しかしまだ、僕の友人の多くはこの映画を見ていません。すでにレンタルも始まってだいぶ経ちます。見ようと思えばいつでも見られる映画ですから、僕が2年に渡ってベストワンに推している映画を無視しないでいただきたいと、その思いでいっぱいです。

2.テイラー・シェリダン監督・脚本「ウィンド・リバー」(2017)7.7。
こんなパンチを浴びたら、パンチドランカーになってしまう。2018年09月16日
この作品は、“誰が見ても面白い”という珍しい秀作です。この映画を面白くないと考える人とは、僕は映画の話ができないでしょう。アクションの妙味を語り合うこともできるし、アメリカの歴史と現在の政治を深く語りあうことも可能です。

3.アンジェラ・ロビンソン監督「ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密」(2017)<未>7.1。
こういう“拾い物”に出遭えるからスターチャンネルは注意して見続けないといけない。2018年07月30日
物語の展開などがいささか叙述に徹しているので、僕はこの映画をベストワンにすることをためらいます。しかし気持ちとしてはベストワンと同等です。何がそんなにいいのか?と問われたら、僕の気持ちを代弁している部分が大きい、ということです。それが何か知りたければ、この映画を見れば分かる、と。

4.デイブ・マッカリー監督「ブリグズビー・ベア」(2017)7.3。
これはサタデーナイト・ライブのジョークではなく、アメリカン・ウェイの本質を描いている。2018年07月13日
子供の誘拐はもちろん犯罪ですが、その罪を問うのは体制です。子供にとっては、誘拐した育ての親こそが親だという部分もある。そのあたりに焦点を当てた異色作でした。

5.マーティン・マクドナー監督「スリー・ビルボード」(2017)8.2。
この映画の面白さは“取扱注意”です。2017年11月18日
2017年の11月に見たのですが、公開が2018年3月に決まっていたので、今回のベストテンにずらしました。
もしかしたら二度目の方が面白く見られる映画かも。2018年12月16日
小さな町を舞台に、いろいろな人間を立体的に描いて見せた手腕が凄い。それぞれの人物をそれぞれ愛することができました。

6.グレタ・ガーウィグ監督・脚本「レディ・バード」(2017)7.5。
“気恥ずかしい十代”を優しく思い出させてくれる秀作。2017年11月08日
実は日本語字幕版をまだ見ていません。でも英語版だけでも雰囲気が十分伝わりました。若手女優だと思っていたグレタ・ガーウィグが監督に専念し、シアーシャ・ローナンが格別の味を見せます。最近売り出し中のルーカス・ヘッジズも出ていましたね。

7.アレックス・カーツマン監督「ピープル・ライク・アス」(2012)<未>7.1。
じっくりと親身になって楽しめる家族ドラマ。最近少ないだけに貴重です。2018年08月18日
軽い映画ですが、実は家族というものを深く考えさせる部分があり、気に入りました。父親がレコード業界の人間だったというあたりもよかった。そして母親ミシェル・ファイファーが見事でした。いろいろ知っていても息子に話せないあたり、実にいい感じで表現していたと思います。

8.アーロン・ソーキン監督「モリーズ・ゲーム」(2017)7.5。
面白い、見入ってしまう、これぞ娯楽映画だ!2018年05月16日
同じジェシカ・チャステイン主演の「女神の見えざる手」も楽しく見ましたが、この「モリーズ・ゲーム」の方が一枚上です。モリーが自分の名前にこだわるところがミソでした。“これだけは譲れない”というポイントが誰にでもあるわけです。

9.スティーヴン・チョボスキー監督「ワンダー 君は太陽」(2017)8.0。
ええ話や。文句のつけようがないええ話の映画です。2018年06月23日
いい映画です。保証します。この映画を見て“素直に感動しない人は人間じゃない”と思う。だから僕は人間じゃない。

10.井樫彩監督「真っ赤な星」(2018)。
今後の日本映画を担う新しい世代が台頭している、そんな歴史の端緒に立ち会うことができました。2018年10月11日
2018年に僕が見た日本映画の中で、ベストテンに入ったのはこの1本だけです。それほど日本映画を見ていないとはいえ、褒めるに値する作品が少ない。しかし井樫監督とは自主制作の中編「溶ける。」で注目していただけに、この初長編はもっと多くの人に見てもらい、カンヌで賞を取った作品より、口コミで大ヒットしたゾンビものよりも、生涯の友となる映画だと理解してもらいたいわけです。

そういう意味で、見里朝希監督の「マイリトルゴート」が抜けおちてしまいましたが、11〜20位ではなく、ベストテンの次点として「マイリトルゴート」を記憶したいと思います。彼はすでに世界的評価を受けていますから、作品さえ作り続ければさらなる躍進は間違いないと信じています。2018年07月15日
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