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2018年12月17日07:50

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ポター資料館

もうずいぶん前のことだが、英国の湖水地方に行った。
目的はいまで言うところの「聖地巡礼」だが、
対象はうさぎではなくこっち。
https://www.iwanami.co.jp/book/b255078.html

イングランドの北西、マン島のほぼ真東に位置する湖水地方は、
最近は様々なメディアで取り上げられているから、
詳細を御存知の方も多いと思う。

上記小説の舞台は同地方最大の湖であるウィンダミア湖と、
その西に隣接するコニストン湖(と近郊)がモデルになっているので、
1週間ほど現地をレンタカーで駆け巡っていた。

ある日、ウィンダミア湖の中央部を、
フェリーで東から西に渡り、
コニストン方面に向かっていると、
森の中の一画に観光バスが数台並び、
人で賑わっている場所があった。

しかし「聖地」の対象ポイントではなかったので、
何があるのかな〜と思いつつも素通りした。
ちなみにそこの地名は「ニア・ソーリー」。

ピーラビ・ファンの方、石を投げないでください。(笑)
今なら私もピーターたちのこと、ちゃんと知ってますから。
...アシュトン版の方だけど。

2017年にKバレエが「ぴーらび」を上演した時、
その番宣でこんな場所のあることを知った。
http://www.daito.ac.jp/potter/shiryokan/

機会があれば、そのうち覗いてみようかな、
と思っていたところ、先日、そこの企画展として、
「湖水地方写真展」をやると言う。
http://www.daito.ac.jp/att/26661_245622_010.jpg

ただしタイトルが「ビアトリクス・ポターと湖水地方」だから、
私の素通りした場所がメインだろうな、とは思ったが、
資料館にも興味があったから、思い立って寄ってみた。

残念ながら、予想した通り私の見たかった場所の写真ではなく、
今年資料館のスタッフが研修として現地を訪れた際に撮った、
挿絵やポターさんの写真と同じ場所の映像がメインとなっている。

さしずめスタッフさんたちの「聖地巡礼」記録なわけで、
それはそれで微笑ましいのだが、
参考として並置されている元の挿絵や写真とくらべると、
カメラ・アングルがだいぶ甘い。
ファンならば、そこはもう少しこだわろう。(笑)

一方、資料館は、
ヒルトップの建物を建築の専門家が内外とも実測し、
その図面に基づいて建てたと言うだけあって、
階段のたたずまいなどディテールにも凝っている。
ねずみの人形を置いて写真を撮りたくなるほどだが、
残念ながら館内は撮影禁止だった。

また掃除も行き届いた館内に比べると、
屋外の庭の手入れは「聖地写真」同様いまひとつだった。
そこももう少しこだわってほしかった。

なお資料館は「埼玉県こども動物自然公園」
http://www.parks.or.jp/sczoo/
の中にあるが、管理・所有するのは大東文化大学なので、
まず自然公園に入るのに入園料510円が必要で、
さらに資料館に入るには入館料200円を払う。

自然公園も馬や汽車などは別料金だから、
アトラクションのひとつと思えばいいのだが、
資料館だけが目的の者には、
金額は大したことがないとはいえ、
ちょっと騙された感はある。(笑)
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