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2018年10月14日22:44

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ポタリストの記録【西多摩中央周遊・その1】

■ハンドル回りを一新■

 クロスバイクしては新たな鍵を新調した後、今度はスピードメーターに括りつけているインシュロックがへたって来たので、交換することになった。ただ以前から気になっていたのは、ギアのシフトインジゲーターが現状だと完全に隠れてしまっていた点だ。勿論元々見えないならば見えないで不便は無いが、ステムの上につけられるのに、考えてみればわざわざ隠すまでもない。

ということで、ステムの上につけられるパーツがスピードメーターと同じメーカーのキャットアイから出ていたので、括りつけた。

 ネットで見ると、経年劣化で割れて落下した、とある。その対策を行なわねばならない。

 ベルトはダイヤル式で調整が可能。素材が何で出来ているか、説明書を隅々まで拝見したが、分からなかった。が、値段も値段だから、多分PP(ポリプロピレン)だろう。個人的には外で使うのだから、ナイロンか、PE(ポリエチレン)が良いと思うが、ナイロンは破断した際、切り口が鋭くなるので、恐らくは使っていまい。PEだと値段が高い。PPの方が安いからこちらだろうと思う。PPは水には強い半面、紫外線にはとても弱いという特徴がある。「すずらんテープ」の大方はPPテープである。

 PPだろうと見当をつけ、PPやクルマのダッシュボードにもつけられる両面テープを購入した。ベルトの内側に巻きつけ、ステムに圧着する。これで走行中に破断しても、暫くは付着してくれるはずだ。

 矢張り走行中、目の前にスピードメーターがあるのはスッキリする。最近はスマートウオッチとスマートメーター、お手持ちのスマホと連動しているものもあるが、GIANT ESCAPEごときにそこまでハイテクのものはいらないと思っている。あれもこれも・・・と言っていると、おカネばかりが飛んでいくし。まあ、その手のサイクルギアのカタログを雨天の休みの日に息抜きに見ていること自体はとても楽しいが、余りおカネを掛けずにサイクリングを楽しめるのがクロスバイクの身上ではないか。

 今までの人生を振り返ると、常に立ちはだかって来たのは「おカネ」だった。

 高校受験しかり、大学受験しかり、就職難しかり・・・である。

 いい加減この「軛」から逃れることが出来ないと、晩年はみじめなものとなろう。あきらめるところはピシッとあきらめ、譲れないところは絶対に譲らない。その線引きは厳格であらねばならない。

 ただそうはいっても、必要なものはまだまだある。

 仕事用の腕時計はちゃんとあるのだが、自転車走行用に軽い腕時計は欲しいと思っている。現状では平成11年に購入したSEIKOのキネティックというこれまた恐ろしく重いダイバーズウオッチしかない。といって、カシオのGショックは多機能過ぎて使い倒せない。仕方なく現状ではスピードメーターの時計で時間を確認している状態である。

■ランプを前輪の上に■

 今まではミノウラの部品を使って前方に吊りだすような形でランプをつけていたが、このたび、キャットアイ社製のフロントフォークに括りつけられるプラケットを入手した。現状では後付けのフリンガー社の泥除けのステーを共締めすることになるので、そのままではちょっとネジの長さが足りない。

 M6×65mm
 
 のステンレスのビスまたはポルトが十分だ。このサイズ、意外と無いのはホームセンターの現場にいたから良く分かっている。M6×60mm、70mmだったら結構あるのだが・・・。ダメ元で捜してみた。

 カインズ:×

 島忠ホームズ:×

 ケイヨーD2:×

 ジョフル本田:×

 ただ、店員さんたちは一様にご親切で、「出ているだけですねぇ。」ではなく、「ご注文でしたら随時お受け致しますが・・・」と仰ってくれた。ありがたいことである。

 勿論ガテン系御用達の通販、「モノタロウ」にお願いすれば一発だろうが、それでは面白くないので、調べた結果がこうだった。

 70mmのビスをポルトクリッパーで切断し、ライトカッターで削るか・・・と思った。

 結局駅近くの金物屋で入手出来た。但し、六角フランジ付は流石に無いとのことだったが、満足のいくもので、それで付けることが出来た。ステンレスのM6の六角ナット、スプリングワッシャー、ワッシャー込みでたった税込65円。ホームセンターに行けば軽く300円は飛ぶことは分かっているので、却って申し訳ないほどだった。

 以前入手した、乾電池式では最も明るいEL-540エコノムフォースを前方につけることが出来るようになった。エコノムフォースにした理由はヒンジが同社のボルトシリーズと比較して頑丈だからだ。

 ただ・・・後から知ったのだが、TIOGA(タイオガ)で何とプラケット付きのUSB充電式の自転車用のランプを見つけた。110LMなので、眩しすぎず、暗すぎずといった感じ。パッと見は一体型なので、充電式だから外さねばならないが、その見た目から、構造を知らないと外すことは出来ない点も安全だ。

 TIOGAという会社は実はメーカーではなく、問屋なので、製造しているのは実はTOPEAK(トッピーク)なのかもしれない。両社は提携している。どちらにしても、一体型とカモフラージュされているのはとても便利。

何しろ、自転車のパーツで最も盗難が多いのは自転車用のランプなのだ。

 お値段は4,980円。この製品の型番は忘れてしまった。但し、ウエブカタログに載っていないことは確かだ。エコノムフォースが使えなくなったら是非これにしたい。

 ハンドル回りを整理し、新たな鍵を入手したので、テスト(習熟)走行も兼ねて出発した。空気圧を6.0BARにした。以前履いていたMAXXISデトネイターは5.0BAR以上あれば50km程度は優に走れたが、現在のパナはやや大きめの6.0。比べてしまうとだが、快適性はデトネイターの方が勝る。

 さて出発すると、いきなりズズズ・・・という異音が前輪から聞こえる。最初はブレーキシューかと思い、敷地内に自転車を置き、調整した。

ブレーキシューは先ずレバーを握ってみて、向かってどちらのブレーキが動くか確認する。向かって左側が全然動いていない(接したまま)だった。この場合、右側のテンションが高い状態で、左が緩い訳だから、左のビスを締める。締めた分、右を緩める。すると改善した。

 前輪を持ち上げ、再度回してみる。
 
 ブレーキは異常無いが、矢張り擦る。これは泥除けが干渉しているのだと思い、付着していた泥だけでなく、泥除けのステーを吊りあげた。ステンレス製で無いことも幸いした。簡単に浮いた。

 今度は異音がしない。上手く行ったようだ。

■西多摩地区の区切りはどこから?■

 さて前置きが長くなってしまったが、西多摩地区のほぼ中部を巡り、あきる野市(住所は旧五日市町)大悲願寺の萩を見に行こうと思う。途中ネッツトヨタ多摩の本社に用があったので寄らせて頂き、そこから一気に南下して多摩橋を渡る。その先の切り通しをうんとこさ上れば確かにあきる野市街地には出られるが、それでは面白くないので、渡ったら、平井川沿いにノンビリ走ってみる。尤も、単にあきる野市街地に入りたければ、五日市街道ではなく、睦橋通りを使った方がラクチンだ。

 ほぼ西多摩地区の中央を走ることになる。
 
 そもそも西多摩地区とはどこのことを指すのだろうか?

 諸説はあるものの、個人的には昭島以西の多摩川北岸の地域を指すのではないかと思っている。何だか『街道をゆく』みたいな話になって来たが、この地域では23区内に行くことを

 「都内に行く」

 と平気で会話を交わす。都外の方から見ると「えっ?」と思うかもしれないが、本当だ。八王子、日野の人たちはそんなことは言わない。矢張り西多摩地区独特の言い方だろう。立川の人たちも矢張りこういう言い方はしない。ということは、昭島以西の多摩地区からだろう。

■シルバーライダーはもっと「貫禄」を■

 最近、火野正平氏の番組に感化された中高年の俄かローディが増えている。そもそも火野さんのあの番組、ワゴン車や電車で移動している。始終チャリオ君で走りまわっている訳ではない。また撮影時は当然自転車用撮影機材を使っている(GoProとか)。だから我々がNHKで視る時は当然手ブレ処理されたもので、快適に見られるが、ご本人は常にサドルアタックなどで実は揺れている。

 実際、YouTubeで手ブレ処理されていない自転車動画なんて見られたものではないのだ。神経質な人ならば視ているだけで酔うこと請け合いだ。

 そのあたりを勘違いすると大変なことになる。

 途中、行きつけの自転車屋に行ったら、信じられない光景を目にした。主人は嫌々ながらレストアしていた。パーツの組み合わせがもう滅茶苦茶だった。

 ロードバイクにXTRがついていたのだ(驚)。ふらふら

 スコットのロードバイクなのは良いが、幾ら11速だからといって、ロードバイクにMTB系のドライブトレインの最高峰・SHIMANOのXTRはないだろう(驚、笑)。

  
 私はこんな組み合わせを見たことが無い。スプロケットならば、ロード系⇔MTB系というパターン、SHIMANOは推奨しないとしても、珍しいことではない。が、105でもなく、アルテでもなく、デュラでもない。・・・XTRだったのだ。

 前の持ち主は中高年の方らしく、店主に言わせると

 「素材おたく」

 とのことだった。まさにその通りだ。XTRは5枚がチタン製だ。実際、SHIMANOのドライブトレインで最も盗難の多いグレードである。

 自転車が快適に速く走れるには、

 ◆メンテナンス

 ◆ライダーの体力

 ◆バランスの取れたコンポーネンツ

 が大まかに言ってポイントとなるはずだが、ワイヤーも錆びだらけでダメ、コンポーネンツもこの組み合わせでは・・・。考え方自体が古色蒼然というか。

 先日チェーンとスプロケットが錆びだらけのピナレロに乗っている中高年(老に近い)が信号無視で追い越して行ったが、それほどスピードを出ていなかったようで、あっさりと抜いてしまった。手入れが万全の下位のドライブトレインのクロスバイクにはさしもの錆びだらけのハイエンドのドライブトレインの自転車は歯が立たないことはいうまでもない。
 
 ここで私はいつも自転車の情報と空気を入れさせて頂いている。ありがたいことだが、時々トンデモない依頼を受けるらしい。

 一年点検の打ち合わせをしつつ、空気を入れさせて頂いた。概算だが、3500km以上乗ったはずなので、そろそろチェーンの交換か、と思ったが、来年でも十分大丈夫とのことだった。使うギアが決まって来たので、そろそろスプロケットを11−32Tから12−25Tまたは13−26T、安全牌で12−28Tにしようかと考えていた。GIANT ESCAPEはロードバイクと違い、前がワイドな3段(トリプル)だ。クロスレイシオ(後述)でも無理ではない。

 ★11速の方は3000kmがチェーン交換の目安です!★

 まあ今回はペダルを三ケ島社製(MKS)のシルバン・ツーリングネクストに交換する予定である。

 また交換時のレヴューをお届けしたいと思う。加速を求めるならば、ビンディングが間違いない。でもフラットペダルでも結構やるじゃん、ということをお伝え出来ればと思う。

 日本の高齢者が米・欧の高齢者ほど若年層から魅力を感じないのも分かった。若い者には負けんわいと馬力を誇るからみっともない。日本にはいつも若気ぶっていないといけないアメリカと違い、老の尊厳はあるはずだ。

矢張り高齢者は若者達では絶対に真似できない「いぶし銀」のあるところをもっと魅せるべきだ。

 「ぼくたちもあの人たちみたいに歳を取りたいネ。」

 と言われるように。

 例えばだが、クロモリフレームやフルオーダーの自転車でゆったりしっとりまったり・・・と交通規則を厳守しつつ走っている年配者はカッコウ良い。或いは小洒落たミニベロで涼しい顔で走っている。これもなかなか粋ではないだろうか?

 ハンドル回りを一新し、行きつけの自転車屋を後にした。さあ出掛けようかと思う。
(続く)

 


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