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2018年10月14日07:33

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週記412 安全

 私の所属している会社を含め製造業の会社では安全第一という言葉をよく聞きますが、今回は安全とはなにか?ということをふと考えたのでそのことについて書いていきたいと思います。

 よく会社の中で議論される安全というのは主に身体的な面の安全になります。

安全なプロセス、安全な設備、安全な行動方針……そんな感じです。

確かに、以前の製造工場というのは様々な事故があり、様々な教訓から安全第一という文化が世界中で広がったのでしょう。

 しかし、人間の体への物理的な安全性や機械の安全性(安定性)は近年でとても向上してきましたが、一方で心の安全に関しては企業はなおざりな態度を取っているように思えます。

これがこのトピックの主題です。

 身体の安全を守るためのルールを守っていても、時として守られないのは心の安全です。

過酷な長時間労働やパワハラじみた上司の説教や指導は労働者の心の安全を脅かし、例えば、通常の精神状態ではしないような不安全な省略行動を引き起こすこともあれば、疲労とストレスで心身を害することもあるでしょう。

そういったことが発生しても、通常の労働災害(怪我)の場合と違って、その原因を追求したり、根本原因を改善するといったことはほとんど行われません。

目に見える怪我をしなければ良い、というような態度と言えます。
(もちろん、怪我は一発で労災になり、また操業に与える影響として即効性があるから対策し、遅効性で急な変化になりにくい心身の健康は後回しにされてきた、ということかもしれませんが)

 そのような現状に対して私が思うのは、近年工場での大きな事故は減少傾向にある一方で、仕事が原因で心身に支障をきたしたり、辞職という形で工場で育った人材が失われていくことの問題が相対的に大きくなって来ている、ということです。

言い換えれば、これまで注目してこなかった「心の安全」とも言える領域の重要度が相対的に高まって来ているとも言えます。
(ここで世代別の価値観の変化(働くことに対する考え方など)については述べませんが、そういう変化も含めて相対的な重要性の高まりと捉えています)

もちろんそれは工場に限らない話ですが、24時間稼働で過酷な労働環境が存在する工場こそ、注目して力を注がなければいけない領域と言えると私は考えます。

 心の安全を守るためには、これまでとは違った視点の対策が必要になります。

つまり、工場業務に従事している人間が心身の健康を保って働くにはどうしたらいいか、という視点で安全を考える必要があると考えます。

これは人気の喫茶店やレストランやレジャー施設の設計やマネジメントに似た視点であり、「どうしたら訪れた人が快適に過ごせるだろうか?」という問いに答えていく課題解決のStyleで職場の改善をしていくことになると思います。

 さて、安全からだんだんと職場の快適さに話が移ってきたように思えるかもしれませんが、今回のトピックで言いたかったことは、心の安全を考える上で、働き方の改革は不可欠だと言うことであり、またそれに対してきちんと実行計画を立てて実行することが大切だということです。

以前の安全は目先の危険に目を向けていましたが、現代においてはロングスパンでの、労働者の心も含む広義の安全に投資していくことが重要だと思う今日この頃。

以上

【最近のInsight】
・Fear or Sense of helplessness
 つい先程、過去の偉人たちの失敗談にまつわる名言を思い出していたときに気がついたことを書き残して置こうと思います。失敗談にまつわる名言について具体的に言及しませんが、要約すれば、彼らは彼らの信じたことをした結果味わった痛恨の後悔を情緒豊かに表現していました。
 そこから私がどんなInsightを得たかというと、少し突拍子なく聞こえるかもしれませんが、私自信が東京にいたときに比べて臆病(あるいは無力感)になったということに気がついたのです。自己評価が低下しているということかもしれません。なにかアクションを起こそうとするときにその結果が振るわなかった時のことを恐れる、というのは少し大げさですが少なくとも心配するようになったのです。
 原因は思い当たるフシがありすぎるわけですが、もう少し自分のポテンシャルを公正に認識するようにしなければこの先しんどそうだなーっと思った今この頃。

【最近のHotel】
・Infinite pool in Oiso prince hotel(Photo No.1)
This week I went OISO because the picture of Oiso prince hotel made me want to go there. And fortunately I could see that!

【最近のCount Down】
After 650 days, the time will come.
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