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2018年08月19日09:23

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浜風のつぶやき2018〜53〜あと1イニング

初回から下関国際が勝ちに来ていることが球場にも伝わってくる。初回先頭の濱松君がストレートの四球で出ると盗塁アウト。

2回は2死1塁から盗塁成功、その後佐本君のタイムリーで先制した。

塁に出れば次のベースを狙う。そんなに安打は期待できない。そういう中では鮮やかな得点だった。

6回には川上君の2塁打と鶴田君のタイムリーで追加点。2−0とした。

だが、そんなことより日大三は6回まで無安打。7回2死から中村君はやっと初安打を放ったが無得点。2点をリードされ7回まで1安打。

迎えた8回、打順は7番飯村君から。ここで走者を出せば上位に回せる。そして日大三はこれまでとは別のような打撃を見せる。飯村君はセンター前へヒットを放つと柳沢君がライト線に2塁打。無死2・3塁と絶好のチャンスを作る。ここで日大三は代打高木君を送った。なんとこの代打が成功しライトへのタイムリーヒットで同点。

生き返った日大三は送りバントと内野ゴロで2死3塁とすると、主将の日置君はものすごい打球をライト前に放った。3塁寄りのネット裏がボクの指定席。真正面に1塁手が見える。その1塁手のほんの50センチほど2塁寄りを打球はすり抜けていった。もし1塁手が左利きだったら捕球したかもしれないと思えるくらいの速い打球だった。

3−2、日大三が逆転して、逆に追い込まれた最終回の下関国際。先頭を四球で出し送りバントは失敗。しかし1死からもう一度送りバントを成功させて2死2塁。しかし日大三の河村君はインコースにズバッとストレートを投げ空振り三振にとった。最後はマウンドでガッツポーズを見せた。

昨日の3回戦の木更津総合戦でも完投した下関国際の鶴田投手、そのタフネスぶりは絶賛に値する。連投にもかかわらず強打の日大三を7回2死まで無安打。あと1イニング、その1イニングだけでやられた。だが、彼の打たれてもなお粘り強い、ピンチを逆に楽しむような投球は甲子園を魅了した。

悔いは残るだろう、だがその悔いは糧になる。彼はまだどこかで野球を続けると思うが、この貴重な経験は大きな財産となるはずだ。彼を見守った4万人以上の人がそう思っている。




2018年8月18日 第100回全国高校野球 準々決勝(於 阪神甲子園球場)
下関国際
010 001 000 = 2
000 000 03x = 3
日大三

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